日本一早い『演能』が、丹波篠山市の「黒岡の春日神社」で行われるみたい。新しい年の始まりを告げる元朝能(がんちょうのう)

丹波篠山市にある丹波篠山春日神社(黒岡の春日神社)で、日本一早い「演能」が行われます。

元朝能(がんちょうのう)「翁(おきな)」

2026年1月1日(木)
丹波篠山春日神社(黒岡の春日神社)


丹波篠山市黒岡1015


画像:丹波篠山市公式観光サイトより

丹波篠山に新しい年の始まりを告げる元朝能「翁」。

丹波篠山の元朝能は、国内で最も早い演能として知られ、「春の春日能」、「秋の丹波夜能(現在は休止中)」とともに「丹波三大能」と呼ばれています。

NHKの「ゆく年来る年」で生中継されたこともあるのだとか。

初詣をかねて伝統の「翁」を鑑賞し、新年の挨拶を交し合うという社交の場が演出されています。

「翁」は猿楽(さるがく)にも起源を持つと言われていて、天下泰平、延命長寿、五穀豊饒などを祈って祝賀に披露される舞です。

境内にある能舞台は、2003年に国の重要文化財として指定され、普段は閉ざされています。

この能舞台は、能楽愛好者として知られた篠山城主の青山下野守忠良公が文久元年(1861)に奉納したもので、建てられた当時は箱根より西でこのような立派な舞台はないとまで言われていたそう。

音響効果のために床下に据えられた7つの丹波焼の大瓷(おおがめ)が残っていることも大きな特徴なのだとか。

日時
2026年1月1日(木) 0:20

場所
丹波篠山春日神社(黒岡の春日神社)


神戸の中心部から丹波篠山までは、車で約1時間ほどで行くことができます。伝統芸能で厳かに新年を迎えてみたいという人は、訪れてみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
ぐるり!丹波篠山 – 丹波篠山市 – 公式サイト

 

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ソウイチロー

生まれは香川。岡山、名古屋と渡り歩き、大学進学を機に神戸にやってきました。趣味は登山とビール。六甲山を登った後は、国内外の様々なビールを飲んで疲れを癒やしています。

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