神戸でオープンしたお店や会社など紹介する連載シリーズ。神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神戸開業支援コンシェルジュ」を活用し、現在活躍中のお店をピックアップしていきます。
今回は、JR神戸駅からちょっと西にいった高架下にある、バイクカスタムショップ『フォンク・モーターサイクル(FONK MOTORCYCLE)』をご紹介。
神戸市兵庫区永沢町2-6
JR神戸駅寄りのJR兵庫駅との間あたりになります。東を向くとこんな感じ。湊町公園と高架が交差するあたりになりまして、左に曲がると、神戸高速鉄道「新開地駅」のほうです。右に曲がると国道2号線に出れます。
西を向くとこんな感じ。高架沿いにずっと行くとJR兵庫駅まで続いています。ただ、こっち向きに一方通行なので、JR兵庫駅に行く場合は、高架の北側へどうぞ。
バイクを「単なる移動手段」としている人と、
主にカスタムバイクを扱うお店となってまして、「ホンダ スーパーカブ」「ヤマハ SR400」「ハーレーダビッドソン」
通常ある中古車販売のお店ではなく「カスタムバイク」のお店。
コミュニケーションをしっかりとって、購入だけではなく普段から遊びに来れる環境作りをしています。
バイクは移動手段として利用しながらも、自分なりのスタイルでかっこよく仕上げたいという人向けにカスタムをしています。カスタム済みのバイクも販売しますし、オーダーメイドでベース車両の調達から行うことも。
納車までしっかりコミュニケーションを取りながら仕上げていくところがポイント。既製品でない以上、完成までのイメージやセンスの共有は重要ですので、オーダーメイドの場合は特に、LINEなども使ってイメージを共有し、お客さんと一緒に作り上げていくスタイルです。
ウェアやアクセサリーなどちょっとした小物も販売しています。バイクを販売するというより、ライフスタイルとして提案するという事をしてまして、「買いに行くバイク屋さん」ではなく「通えるバイク屋さん」。
日頃からバイクの技術的な相談も受けているそうで、バイクを通した「コミュニティ作り」を積極的に行っています。
オーナーの「淡路 了司(あわじ さとし)」さん。このアングルが強面っぽく見せますが、めちゃめちゃ話しやすくて優しめの人です。
若者のバイク離れを中心としてバイク人口が減っている現在。アメリカのバイク文化をリスペクトしている淡路さんは、バイクを通したコミュニティ作りをしようと、開業を決意。神戸市が実施する無料の開業支援サービス「神⼾開業⽀援コンシェルジュ」を利用しました。
技術的なスキルや知識とは別に、経営的な側面からこれから始める事業を見つめ直すキッカケになり、スムーズな開業になったそう。
地元でもある神戸は、オンロードもオフロードも近くで楽しめる土地の多様性があり、バイク好きにとってとても良い場所だそう。バイク屋をするなら「三宮から近い高架下で」という事を決めていたそうで、場所との出会いもあり、今の場所でオープンしました。
10~20代の人に「バイクの楽しさを広める」ことを目標としていまして、店内でのイベントや、SNSでの情報発信を行っています。
「BMX」「スケボー」などアメリカ文化の象徴的な乗り物とは違い、エンジン付きの「バイク」はちょっと乗ってみるという事ができなかったりします。
ただ、カスタムバイクの「かっこよさ」を伝える環境は、ネットを中心に昔よりできる状況なので、SNSなどを使うと同時に、実体験として試せる環境を用意していきたいとのこと。
いずれにしても、車のカスタムというと、外装を大きくいじるという印象ですが、バイクは「外装と内装が一体」ということを考えれば、車で内装のインテリアを少しカッコよくするというのと同じ感覚かもしれません。
バイク玄人しか入れません感はまったくないので、興味がある人はぜひ。
店舗名 | フォンク・モーターサイクル FONK MOTORCYCLE |
ジャンル | バイク |
住所 | 神戸市兵庫区永沢町2-6 高架下52号 |
電話番号 | 078-955-9825 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
定休日 | 木曜日 |
リンク | 公式サイト / Facebook / Instagram |
駐車場 | なし |
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カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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