JR神戸駅前のモニュメント『海からの便り』が解体されるみたい。風でゆるやかに動く作品

神戸駅の山側に長年あるモニュメントがなくなるそうです。


神戸市中央区相生町3-2

JR神戸駅の山側にある「海からの便り」は、1975 年(昭和50年)に設置されたモニュメント。風の彫刻家 新宮晋(しんぐう すすむ)さんの作品で、風の力で動きます。

この日はほぼ風がなかったので、動いたり、動かなかったり。あんまりグルングルン激しく動いている印象はなく、ゆ~ったりとした感じ。

幅2.9 m、高さ17.4 m、重さは約5トン※推計あるそうです。

撤去の理由は、神戸駅前広場の再整備のため現地に残置することができなくなったから。

再整備のイメージ図では、モニュメントのある辺りは「駅前広場」として木が植えられる予定です。残せなくもない気がしますが、大屋根などの建設に障りがあるということなのかもしれません。

モニュメントありきで計画を考える、ということはなかったのでしょうか…残念です。

JR神戸駅前の『再整備デザイン』が発表されてる。地下タワー式駐輪場も

2023年4月17日

「移設」も考えたそうですが、調査した結果「構造耐力上の問題」から難しかったとのこと。作者と寄贈者からの了解は得て解体という結論になってます。

工事は夜間に行われ、作業のためにバスやタクシーの乗り場が閉鎖される時間帯もあるのでご注意ください。

閉鎖時間
バスロータリー 24:00~6:00
タクシーターミナル 24:00~6:00

工事は2月末まで予定。解体後、市有地で当面の間保管するそうですが、もう一度風に揺れる姿は見れないもよう。

50年近く当たり前にあったモニュメント、お別れは寂しい限りです。

◆関連リンク
新宮 晋 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。