県庁前にある「兵庫県民会館」が、耐震不足で「閉館」するみたい。10月末で貸館利用が終了

ホールや展示室などとして利用されている「兵庫県民会館」が、まもなく使えなくなり「閉館」することになるそうです。


神戸市中央区下山手通4-16-3

「兵庫県民会館」があるのは兵庫県庁の海側で、西隣には「神戸栄光教会」があります。西へまっすぐ行くと「兵庫県警」があるあたり。

建物の海側は「生田新道」に面していて、東を向いて少し行くと鯉川筋との交差点で、JR元町駅へも歩いて7~8分ほどの場所です。

1968年(昭和43年)に開館した兵庫県民会館は、ホールや総合結婚式場、展示室、茶室、宿泊室などのある総合的な「文化活動の拠点施設」として誕生。

2000年までの32年間に「約1万7000組」が結婚式を行ったということで、思い出のある人も多い場所ではないでしょうか。

現在は、ホール、ギャラリー、会議室などのほか、スポーツ協会など団体の事務所も入っていて、年間約45万人が利用しているそうです。

多くの人が利用する施設ですが「耐震診断」の結果「直下型・長周期の両地震に対する耐震性判断基準を満たしていない」ことが判明し、「2024年10月末」でホールなどの利用ができなくなるとお知らせされてます。

県民アートギャラリーを利用する場合は「1年以上前から申込み」をしていたみたいなので、予約してたのに使えない!といった影響が出た人も少なくなさそうです。

入居している各種団体も、順次移転することになります。

建物の東側には「駐車場」もあり、敷地面積は「3741 ㎡」。この場所は、今後どうなっていくんでしょうか?

議会で県担当者は、県民会館が担ってきた機能について「将来的なニーズあるいは財政状況等も踏まえて検討」と回答していて、同じ規模でただ建て直すという風にはいかない雰囲気。

報道に対して「県庁舎再整備とセットで検討を進める」とも回答しているようです。

「県庁舎」などののあり方については、基本的にこんな感じの配置で再整備が考えられてます。

「県民会館」がある場所は、黄色い「にぎわい交流ゾーン」として「ホテル・オフィス等の誘致」などがイメージされてるみたいです。

「兵庫県庁舎」1、2号館を取り壊すことになったので見てきた。跡地は「緑地化」?移転先に心配も

2023年4月15日

ただ県庁周辺の再整備は、井戸知事から斎藤知事に変わって方針変更していて、その斎藤知事も「不信任決議」が可決され今後どうなるのか…という状況。

斎藤知事が「X」を更新してる。『しっかりと考え、決めます。』

2024年9月20日

新たな知事になった場合、別の再整備案がでてきたりということもあるんでしょうか…。「県民会館」閉館後については、まだまだこれからという感じになりそうですね。

◆関連リンク
兵庫県 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。