王子動物園のパンダ『タンタン』の返還が延期されたみたい。心臓疾患など病状も踏まえて判断、24年12月末までに

王子動物園 パンダ タンタン

灘区の王子動物園で暮らしているパンダ『タンタン』の返還期日が、2024年12月末まで1年延長されたそうです。


神戸市灘区王子町3-1

ジャイアントパンダの『タンタン』は1995年9月生まれの現在28歳で、日中共同飼育繁殖研究のため、2000年から王子動物園で飼育展示されてます。同園にやってきたのは同年7月。

2010年、2015年にそれぞれ返還期限を5年間延長。その後、新型コロナウイルス禍などにより返還期限が延長され、2023年12月31日までとなっていました。

2020年に当時のタンタンの様子を取材した記事もあわせてどうぞ。

【動画あり】中国に帰ることが決まった王子動物園のパンダ「タンタン」いまの様子は?帰るワケも詳しく聞いてきた

2020年5月22日

2021年3月には心臓疾患があることがわかり、以来日中双方の専門家によるアドバイスのもと、心臓の動きを助ける強心薬や、体にたまった余分な水分を取り除く利尿薬などによる投薬治療を続けています。

2023年10月以降は、食欲や運動量が低くなり、睡眠時間も長い状態に。健康管理の体勢をとるための指示に集中力を欠いたり、薬を飲まないこともあるそうです。

こうした状況を受けて日中双方の専門家らで病状把握に努めて、タンタンにストレスのない範囲で検査・治療を行っています。

タンタンの観覧は「タンタンが自らトレーニング室に入るタイミングで検査や治療が実施できるように」という理由から、2022年3月から中止されてます。タンタンの病状が心配ですが、回復してまたその姿を見られるようになればうれしいですね。

ちなみにタンタンは結構シャイなんだそう。公募で集まった1万枚のなかから選ばれた写真約1,000点とともに、飼育員さんによるタンタンの解説も載った写真集が販売されてます。

1万枚を越える応募で完成した写真集『神戸市立王子動物園のシャイなパンダ タンタン』の予約が始まってる

2020年8月23日

◆関連リンク
神戸市立王子動物園 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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