
加古川市にある「鶴林寺(かくりんじ)」では、大晦日に『除夜の鐘』が撞かれ、参拝者に地元グルメ「恵幸川鍋」が振る舞われます。
加古川市加古川町北在家424
鶴林寺(かくりんじ)は、589年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われており、平安・室町時代の国宝・重要文化財の建築物や仏像、工芸品が数多く残されています。
年末年始には、大晦日の『除夜の鐘』や、加古川市無形民俗文化財に指定された『修正会(しゅしょうえ)』など、注目のイベントが開催されます。
除夜の鐘

鶴林寺の鐘楼は、室町時代の応永14(1407)年に建てられ、国重要文化財に指定されています。2階建ての立派な建物で、普段は入ることができませんが、除夜の鐘を撞く際は開放されます。
また、梵鐘も鐘楼と同じく国重要文化財に指定されており、約1000年前の高麗時代に朝鮮半島で造られた「朝鮮鐘」です。形も魅力的ですが、「黄鐘調」という美しい音色を持つことが特徴です。
入山無料期間
大晦日と元日
開門時刻
除夜 22:30~ (大晦日17:00に一旦閉門します)、元日7:00~
鐘撞開始時刻
23:00~

今年は加古川市の地元グルメ「恵幸川鍋(約300食)」が参拝者に振る舞われる予定なんだそう。
地元加古川で400年の歴史を持つ高松清太夫老舗の「高松味噌」と、加古川の伏流水で仕込んだ岡田本家の日本酒「盛典」の酒粕を使い、旬の地元野菜をふんだんに使った鍋は、2015年にフード・アクション・ニッポンアワード入賞、2019年のニッポン全国鍋グランプリでは4位入賞を果たすなど、加古川の名物鍋となっています。
※大晦日は打撞券を22:30より配付予定、打撞券を受け取った人のみ入堂・打撞ができます。
※行列の出来具合によっては時間前に券を配付し始める可能性があります。
修正会

修正会(しゅしょうえ)とは、毎年1月8日に鶴林寺で開催される伝統行事で、「鶴林寺鬼追い」として加古川市無形民俗文化財に指定されています。
前年の悪い行いを懺悔し、新年の厄を払う厳粛な儀式で、本堂の堂内に観衆が入って開催されます。
会場となる本堂は、室町時代の応永4(1397)年建立の国宝建造物として指定されているんだそう。

儀式の際に鬼役が着用する「追儺面(ついなめん)」は、室町時代に制作されたと考えられる、県内で最も古い追儺面です。赤鬼面と青鬼面の個性的な表情に注目です。
開催日時
2026年1月8日(木)13:00~
開催場所
鶴林寺本堂
聖徳太子ゆかりの地としても知られている加古川市。歴史のあるお寺で、年末年始のイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・鶴林寺 – 公式サイト









































かな
観葉植物ペペロミアホープの日々の成長を見て癒されています。
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