六アイ・神戸ファッション美術館で『能登島ガラス美術館名品展』が開催されてる。震災に耐えたガラス作品などを展示

六甲アイランドにある「神戸ファッション美術館」で、「石川県能登島ガラス美術館」の作品を展示する企画展が開催されています。

阪神・淡路大震災30年 能登半島地震復興支援特別企画
「ガラスの祈り-能登島ガラス美術館名品」展

2024年11月23日(土)〜2025年1月26日(日)
神戸ファッション美術館


神戸市東灘区向洋町中2-9-1

「石川県能登島ガラス美術館」は、現代ガラス作家の作品を中心に約500点を収蔵しており、国内外のガラス芸術の情報を発信する中枢的役割を果たしてきました。

現在は2024年1月1日に発生した能登半島地震によって展示品が破損するなど大きな被害を受け、休館を余儀なくされています。

企画展では「石川県能登島ガラス美術館」のコレクションから「震災に耐えた貴重なガラス作品」36点に加え「被災し修復が叶わなくなったガラス作品」1点を紹介。

ガラス作品と神戸ファッション美術館の衣装コレクションが初めて共演します。

2024年12月14日(土)には「ガラス彫刻ワークショップ」や「ギャラリートーク(展示解説)」も実施されます。

展示作品例


西 悦子 《ジャーマンアイリス》 2016年 石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村 喜知郎


藤田 喬平《ヴェニス花瓶》1996年頃 石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村 喜知郎


藤原 信幸《「小文間の植物」シリーズ 2013-02》2013年 石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村 喜知郎


青地黄被花鳥文瓶 18世紀・清時代 中国 石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村 喜知郎


黄色朝珠 19世紀・清時代 中国 石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村 喜知郎


黄色饕餮文平壺 18世紀・清時代 中国 石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村 喜知郎


マリアノ・フォルチュニー 「デルフォス」ドレス 1930年代 神戸ファッション美術館蔵


黒色牡丹紗繍吉服褂 20世紀・清時代 中国 神戸ファッション美術館蔵


紗繍吉服袍(龍袍) 20世紀・清時代 中国 神戸ファッション美術館蔵

会期
2024年11月23日(土)〜2025年1月26日(日)

休館日
月曜日/年末年始(12月29日~1月3日)/1月14日(火)
※1月13日(月・祝)は開館

開館時間
10:00~18:00(最終入館17:30)

観覧料
一般:1,000円
大学生・神戸市外に在住の65歳以上:500円
高校生以下:無料
神戸市内に在住の65歳以上:無料
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引。
※学生の方は、学生証、生徒手帳などを提示してください。
※65歳以上の方は、年齢と住所が確認できるものを提示してください。


今回の展示は「同じく震災を経験した神戸市にある施設として、文化的な側面から少しでもお役に立てれば」という思いから開催されることになったのだそう。

2025年に阪神・淡路大震災から30年を迎える神戸で、お互いの地の作品を鑑賞することで、被災した地域に思いを馳せてみては。

◆関連リンク
神戸ファッション美術館 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

ともよ

趣味はまち歩きと読書と本づくり。神戸の書店巡りが癒しです。

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