神戸市で知名度の高い「六甲ビール」を製造・販売する「有限会社アイエヌインターナショナル」が、大阪国税局からの税務調査を受け、『六甲ビール』が「発泡酒」だと指摘され追徴課税されたそうです。
2022年までのおよそ3年間に出荷された缶ビールについての指摘となっており、コロナ期間中の「宅飲み」需要で、常温での流通を前提として、品質を保つ目的で砂糖を添加したことが原因のようです。
「ビール」の扱いになるとどうなるのか。酒税においていくつか条件がありますが、15%軽減される規定となっています。
今回「六甲ビール」が大阪国税局からの指摘で「発泡酒」になるということで、15%軽減によって400万円以上になるこの減税措置が、遡及的に取り消された形になります。
消費量が増えると出荷量が当然増えて、さらに流通在庫も増えてくると思うのですが、品質を保つためには、成分での対応なのか、缶にする際の技術的な話なのか。賞味期限の長さのみの話なのか。
どのように対応するのか気になるところです。
神戸ジャーナル 編集部
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