画像:明石市立天文科学館公式サイトより
阪神・淡路大震災後のリニューアルから26年が経過したことから、『明石市立天文科学館』で大規模な改修工事が行われることになりました。2025年10月から休館する予定です。
明石市人丸町2-6
画像:明石市立天文科学館公式サイトより
「天文科学館」は東経135度の子午線上にある施設で、1960年に、6月10日の「時の記念日」にあわせて開館しました。1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受け、施設全体に影響が見られたことから大規模リニューアル。1998年3月に再開しています。
プラネタリウムの投影機は震災の影響を奇跡的に受けず、2012年に、現役では国内最古のプラネタリウムになったんだそう。
震災後のリニューアルから今年で26年になり、空調設備や照明などの老朽化が進んでいることからリニューアルが実施されることに。今回の工事では設備の更新や外壁パネルの改修、屋上への人工芝の敷設などが予定されています。
プラネタリウムの演出を補助する「プロジェクター」も更新するみたい。映像を鮮明に映し出せるようにするほか、音響機器も取り入れる方針だそうです。
2025年当初予算案に計上された事業費は「5億9170万円」で、休館期間は2025年10月~2026年6月の予定。
休館中は移動式プラネタリウムの活用や、館外での天文講座、特別展の開催なども計画中で、オンライン配信にも力を入れるそうです。
休館期間
2025年10月~2026年6月(予定)
事業内容
・全天周映像用プロジェクターの更新
(プラネタリウムに全天周映像を映し出すためのプロジェクターを更新)
・プラネタリウムドーム音響設備修繕
(スピーカーや音響ミキサー等の修繕を行うことで、より良い音響空間でのプラネタリウム体験を実現)
・空調設備改修及び照明LED化工事
・外壁改修及び屋上防水工事
(屋上(4階日時計広場)については、人工芝やクッションシートを採用するなど、安全性や美観を高めること、憩いの場としての魅力を向上)
・エレベーター修繕
・天体望遠鏡制御機器修繕
休館期間中の取り組み
・移動式プラネタリウムの活用
・館外での天文講座、特別展などの積極的な実施
・オンライン配信の充実
開館時間
9:30~17:00(最終入館16:30まで)
休館日
月曜日/第2火曜日/年末
※月曜日または第2火曜日が国民の祝休日と重なるときは開館し、その翌日が休館となります
※臨時開館・臨時休館あり
観覧料
一般 大人 700円
※高校生以下は無料
※65歳以上は、明石市内在住の場合は無料、明石市外在住の場合は半額(350円)
※障害者手帳等の提示で半額(350円)。その他割引あり
天文科学館では現在、美しい天体写真で知られる星空アーティストKAGAYAさんの特別展「KAGAYA作品展」が4月6日まで開催中です。休館までほかにもさまざまなイベントが実施されるので、ぜひチェックしてみてください。
◆関連リンク
・明石市立天文科学館 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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