
野球カステラなどを半世紀以上焼き続けていた菓子店が閉店しましたが、お知らせの貼り紙に期待を持てる一文が残されてます。
神戸市兵庫区下祗園町40-19

『久井堂』の場所は、兵庫区の「平野交差点」を少し南へ行った有馬街道の東側のマンションの1階。
隣はパン店「hanasaku」で、北側にコンビニ「ローソン」があります。詳しい場所については、以前の記事でお伝えしています。

2025年9月28日(火)に閉店した『久井堂』。
57年間、雨の日も風の日も、震災やコロナ禍も乗り越えて美味しい「煎餅」や「野球カステラ」を届けてくれていましたが、先代の店主が亡くなられたことで、閉店することになったとお知らせされています。
閉店を告知してからの約1か月間は、そのことを聞きつけたお客さんがたくさん来てくれたそうで、感謝の気持ちなどもつづられてます。
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公式Instagramでは、店主ご夫婦が若かりし頃からの歴史をスライドショーのように見ることができます。
本当に長い間、愛されてきたお店だったんだなというのが伝わってきます。

そして、閉ざされたシャッターには、もう1枚大きな手書きのメッセージが貼られています。
「久井堂の味を どうか忘れないで下さい。 息子より」
おそらく閉店まで1か月「野球カステラ」を焼き続けてくれていた、会社員をしている息子さんからのメッセージかと。
つまりは…忘れないでいたら、また味わうことができる?という読み取り方もできる気がします。
閉店のメッセージにも、「またいつか、この平野の地で再び開店できる日を夢見て、一旦閉店とさせていただきます。」とありました。
「一旦」閉店です。
すぐにとはいかないでしょうが、復活の日を信じて、待ちたいですね。
◆関連リンク
・瓦せんべいドットコム-神戸名産 手焼き瓦煎餅の久井堂 – 公式Instagram
・久井堂 – 食べログ
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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