神戸市で新交通システムLRT・BRT導入が検討開始されたそうな。事業計画が5社から提出される。

LRT
神戸市が、「新たな交通手段」として『軽量軌道交通(LRT)』や『バス高速輸送システム(BRT)』の導入可能性を検討してまして、事業計画の募集を民間事業者に対して行っていたんですが、5社から提出されたそうです。


軽量軌道交通(LRT)・バス高速輸送システム(BRT)の説明については、以前記事にしてますので、こちらをどうぞ。
神戸市でLRT・BRT導入を検討してるみたい。軽量軌道交通(LRT)とバス高速輸送システム(BRT)(2014年09月03日)


事業計画を提出した会社は、バス会社や鉄道会社などがありまして、最終的に応募のあった7社から5社を検討事業者に選びまして、今後この5社の提案をベース検討が進められるということになります。


選ばれた5社は以下の会社です。5社の提案は「BRTのみ」「LRTのみ」「LRTとBRTの組み合わせ」の3パターンに分かれていますがLRTとかBRTとか少しわかりにくいので、LRTは「現代版チンチン電車」、BRTは「バス進化版」として、それぞれの会社の提案パターンをみていきます。


■神姫バス(姫路市)
バス進化版。
「BRTによる交通アクセスの改善と中心市街地活性化」がコンセプトで、神戸都心に「新たな南北の交通軸を確立」するのに加え、ウォーターフロントを東西に結んで観光需要に対応するんだそうです。


みなと観光バス(神戸市)
バス進化版。
「スマートBRT」として、BRT専用レーンや信号制御システムにより「ノンストップで各停留所を結ぶ」とともに、主要停留所にサイクルシェア、カーシェアリングのポートを設けることを提案。


ウィラーアライアンス(東京都新宿区)
LRTとBRTの組み合わせ。
「LRTでむすぶ世界一住みやすいデザイン都市プラン」として「最先端で遊び心のあるLRT」やICT技術の活用。聞いたことがない会社かもしれませんが、ウィラートラベルという「高速バス」会社で最近急成長している会社です。


阪急電鉄(大阪市)
LRTとBRTの組み合わせ。
「ReDesign 神戸~鉄軌道を主軸とした人とまちに優しい公共交通ネットワークの再構築~」をコンセプトに、LRTとBRTを組み合わせて南北の交通軸強化や都心部、ウォーターフロントの回遊性向上を実施


阪神電気鉄道(大阪市)
現代版チンチン電車。
「神戸縦貫軌道(山と港の連携を目指して)」をコンセプトに、「新幹線・在来線・船舶の玄関口及び公共施設・病院等を都心中央と結ぶ」ことで「地域振興と健康福祉政策を推進できるよう」路線を計画するとしている。


これらの会社は、市から最大200万円の補助を受けて改めて事業計画の検討を進めるんだそうです。神戸市は来年度、結果を受けて導入の可能性を検討するそうです。

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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