地下鉄海岸線『中学生以下フリーパス』が本格運用へ

地下鉄海岸線が無料で乗り放題となる「海岸線中学生以下フリーパス」が、2023年度から本格実施に移行するそうです。

4月1日から利用できるフリーパスが、 3月17日(金)から受付開始されています。

フリーパスは、地下鉄海岸線沿線の市街地西部地域への若年世代・子育て世帯等の交流・流入・定住を促進し、将来の乗客増に繋げることを目的に、平成29年7月1日から、社会実験として行われていました。

実施期間
2023年4月1日(土)~2024年3月31日(日)
※6か月単位での更新が必要です。

対象区間
神戸市営地下鉄海岸線全区間

対象者
中学生以下で、その確認のできる方

発行費用
無料

申込場所
・神戸市営地下鉄 谷上・三宮・新長田・名谷・西神中央定期券発売所
・阪神電鉄御影定期券発売所
・神戸電鉄湊川定期券発売所、
・神戸駅前定期券発売所、
・イオンモール神戸南
・こべっこランド
※郵送等による申し込みは、受け付けておりませんので申込場所までお越しください。

申込手続き
ア:中学生以下であることの確認ができる証明書が必要です。
※マイナンバーカード、住民票、健康保険証、パスポートなど年齢が分かるもの又は学生証、通学証明書など中学生以下であることが分かるもの
イ:申込手続きは、原則として対象となる中学生以下のお子様の保護者が行ってください。お子様のみで申込手続きをされる場合は、保護者の「承諾書」が必要です。

その他
・詳細はこちらでご確認ください。
※本フリーパス事業は令和5年度の予算成立を前提としております。

社会実験から本格実施に移行する理由(人口統計・利用実績利用実績・アンケート調査から分析・検証)
(1)0歳~14歳までの歳までの三宮・花時計前、旧居留地、みなと元町、ハーバーランド駅周辺の人口が増加。地下鉄海岸線が主な交通手段になる、和田岬・御崎公園・苅藻駅・駒ヶ林駅周辺エリアでは、同じ行政区の減少率と比べて、緩やかに減少しており、定住人口や交流人口、関係人口の創出・維持に一定程度寄与しているものと考えられる。
(2)海岸線沿線内在住者は買い物や飲食を目的に、沿線外在住者は習い事を目的とした利用頻度が高く、地域内外居住者ともに8割以上が、フリーパスがあることによって沿線地域への訪問日数が増加していることから、沿線の交流人口の増加に寄与しているものと考えられる。
(3)「フリーパスがあることにより、子育て世帯に優しい地域である」という印象を持つ利用者の割合は、沿線地域内外の居住者ともに、約9割となっており、フリーパスによる地域の印象向上への効果がみられる。
(4)小児・中学とも利用者の過半数がフリーパスにより月3日以上、外出頻度が増えたと回答しており、子育て世帯の沿線地域での消費や交流の拡大に一定の効果が現れていると考えられる。
(5)「フリーパスが無い場合に利用が想定される交通手段」として、「自動車」と回答している利用者が約2割弱となっており、公共交通機関の利用促進に繋がっていると考えられる。

対象者がいるご家庭で、海岸線を利用する場合はぜひ。

◆関連リンク
市バス・地下鉄(交通局) – 神戸市

 

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