メリケンパークの再整備に伴い、展示されていた2隻の「近未来船」が撤去されることになりました。工事については、11月8日(火)に始まっています。撤去前の様子をご紹介です。
「ヤマト1」「疾風(はやて)」という近未来船で、じっくり見た人は多くないかもしれませんが、ここで約20年にわった展示されています。いずれも実験船です。
場所はココ↓↓
場所は、メリケンパークの西側、神戸ポートタワーの近くになります。
テクノスーパーライナー「疾風(はやて)」です。浮力と揚力による高速航行の実験を目的に造られました。
こちらの図を見ると分かりやすいと思いますが、少し浮いた感じになって進みますので、波の影響を受けないので安定するという特徴があります。実用化については、燃料費が課題となったそうです。
超電導電磁推進船「ヤマト1」です。電磁力を利用した海上航行に世界で初めて成功しました。
いずれも技術開発を目的に造られた実験船で、実用化はされませんでしたが、今見ても近未来っぽく感じますので、実験当時は注目された技術なんじゃないでしょーか。また、見直される技術かもしれませんし。
あったらあったでそこまで見なかったですが、なくなると言われると急にさみしくなります。撤去作業はしばらく続きまして、来年3月までに解体され廃棄処分予定です。なくなるまでにまた見ときたいところです。
メリケンパークは、神戸港開港150年記念事業のメイン会場になる予定で、「近未来船」があった場所も、イベントスペース確保のためブロック舗装されます。
スタバもできる予定ですので、イベントをたくさんやって人がたくさん来て盛り上がったらなと期待しています。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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