神戸市が、「三田市から神戸市への消防指令事務の委託」に関する協議書を締結し、三田市と消防指令事務を共同運用することになったそうです。
「消防指令事務」は、119番通報を受信し、受信内容から災害の発生場所・災害の種別の判断を行った上で、消防活動に必要な消防車両等の出動を指令する事務を言います。
今回の共同運用によって、両市の119番通報(災害情報)を神戸市の消防指令センターで受信(管理)することにより、両市間の消防相互応援協定に基づく迅速な応援出動が可能となり、神戸市の北神地域及び三田市の消防サービスが充実するとしています。
共同運用は、「令和9年度」から開始される見込みで、スケジュールは以下の通りです。
令和4年12月 | 両市議会での消防指令事務の事務委託に関する規約の議決 両市長による「事務委託の規約を定める協議書」の締結 消防指令事務共同運用準備委員会の設置 |
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令和5年度 | 共同指令センターシステム構築仕様書の策定 共同指令センターの運用内容及び費用負担方法の調整 |
令和6年度 | システム調達手続 |
令和7~8年度 | 共同指令センター構築作業(庁舎工事・機器設置含む) |
令和9年度 | 共同指令センター正式稼働 |
これまでは、神戸市・三田市それぞれで消防指令事務を行っていました。
今後は、下記のように、通報を一括して神戸市が引き受ける形になります。
三田市の人口は11万人ほどなので、今回の神戸市への委託により、効率的な運用ができると思われます。
神戸ジャーナル 編集部
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