真冬に神戸を堪能するなら、スノボー、温泉、チョコレート。〜後編〜  Feel KOBE

もうそろそろ、たっぷり満足できる旅行がしたい。

未曾有のウイルスに掻き乱されてから早2年。慣れたつもりでいても、長引く行動制限のストレスは、静かに心を蝕むもの。日照時間が短く、出不精になりがちな冬なら尚更。

───だからこそ。 しっかり身体を動かして汗をかき、活力を呼び戻してから、美味しい料理と温泉、洋菓子で満たされる神戸旅を提案したいと思いました。今日も神戸には、「人を元気づけたい」「世の中を少しでも明るくしたい」という思いで店頭に立ってくださっている人たちが、本当にたくさんいます。

六甲山でウィンタースポーツを楽しみ、有馬温泉で癒されたあとは、神戸のチョコレート屋さんを巡る旅のはじまりです。

L’AVENUE 全国からファンが集まる。神戸の代表的ショコラトリー

2012年、北野に『L’AVENUE(ラヴニュー)』をオープンさせたのは、チョコレートの世界大会「ワールドチョコレートマスターズ」の優勝経験者である平井 茂雄さん。全国から出店の要望があったものの、「神戸の街を元気づけたい」という強い思いがあり、オープンから10年経つ今でも店舗は世界にひとつだけ。ゆえに、多くのファンは遠方であろうと足繁く北野まで通ってしまうのです。

ボンボンショコラ12個入り「GRAND CREATION」3600円

L’AVENUEのチョコレートは、夕焼け空のグラデーションをイメージして味の変化や口溶けをぎゅっと一粒に閉じ込めています。2種類以上のフレーバーを組み合わせ、最初に感じる果実の香りや酸味が、舌の上でとろけながら変化していく。その味わい深さが、一度食べた人の心をぎゅうっと掴みます。 奇をてらった食材ではなく、オレンジやキャラメル、マロンなど誰もが一度は口にしたことのある素材を使って想像を超えることも、平井シェフの強いこだわり。名実ともに、圧倒的実力派のチョコレートです。

「OPERA(オペラ)」

L’AVENUEの生菓子と言えば、世界大会優勝時の作品として生まれた「MODE(モード)」が有名ですが、一度は食べていただきたいのが「OPERA」。コーヒー風味のバタークリームとビスキュイ、ガナッシュを重ねたクラシックなフランス菓子です。パッと見の派手さはなく、メディアに取り上げられることも少ないそうですが、オープン当初からの常連さんにこそ愛されている、隠れた名作。

コクがあるのに重すぎないバタークリームに、じゅわぁっと口の中で広がる濃ゆいコーヒーのビスキュイ。淡白に見えて、食べる人を最後まで飽きさせない香りと味の奥ゆかさ……L’AVENUEの実力を体感するケーキです。日常のご褒美として、バクバク食べたくなる気持ちがよくわかる。1gのブレもないように、全ての層を完璧に計量して「ベストなバランス」を毎日作っているそうです。

information

L’AVENUE
住所:神戸市中央区山本通3-7-3 ユートピア・トーア1F
電話番号: 078-252-0766
営業時間:10:30~18:00(日・祝~18:00)
定休日:水曜日(火曜日不定休)
詳細はこちらをご確認ください
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

 

 

Chocolat Republic 日常に寄り添うスイーツたち。神戸愛たっぷり地元のケーキ屋さん

一番人気の「神戸生チョコモンブラン」

三宮本店・神戸阪急・岡本・摩耶・北野と、神戸市内に5店舗を構える「Chocolat Republic(ショコラリパブリック)」。市内でこれほど店舗を持つ人気店なのに、市外には一歩も足を踏み出していないことから、すでに神戸への熱い愛を感じますよね。

Chocolat Republicの生菓子は、子どもから大人まで、誰でも安心して食べられるよう天然の素材にこだわり、出来るだけシンプルに作られています。気を張らずに、地元の人たちが日常的に食べたいと思えるようなお菓子を作ることを大切にしている、町のケーキ屋さん。 毎日がちょっと豊かになる、幸せになる瞬間を届けるケーキたちが揃っています。

「ショコラショコラ」1944円

日常的に食べやすいことを重視して甘さ控えめのケーキが多いなか、ずっしりと満足感を与えてくれるのが「ショコラショコラ」。トリュフに使われる高品質のチョコレートを2種類ブレンドして、酸味と甘味がちょうどよく混じり合うバランスを見つけるまでに、かなりの時間を要したそう。一辺倒な味ではすぐに飽きてしまうし、クセを出しすぎると日常感が失われてしまう。チョコレートの種類から配合、焼き加減を調節して試作に試作を重ね、1年以上の試作期間を経て「ショコラショコラ」が完成しました。

チョコレート好きの記憶に焼きつく、超濃厚なのに飽きがこない魅惑のケーキです。冷凍させても、焼いても美味しい。ワインとの相性も抜群です。

information

Chocolat Republic
住所:神戸市中央区加納町4-8-7
電話番号:078-321-3666
営業時間:
1Fテイクアウト / 11:00〜22:00
2Fカフェ / 12:00〜21:00(L.O.20:30)
B1Fカフェ / 12:00〜18:00(L.O.17:00)
※新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、まん延防止等重点措置の適用にあたり、2/20まで営業時間を変更しています。詳しくはこちらをご確認ください。

 

 

チョコレート巡りの休憩に、とびっきりのランチを 欧風料理 もん

「ビーフシチュー」

Chocolat Republicと、次に紹介するモロゾフ神戸本店から歩いてすぐ。三宮・生田ロードにある『欧風料理 もん』のお肉料理は、神戸で一度は味わっていただきたい。 昭和11年創業で、もう80年以上地元の人たちの「ちょっとした贅沢」として愛され続けている老舗洋食店です。「阪神淡路大震災で一度は全壊したものの、1から再建をして、ここまで変わらない味を繋いできた」と教えてくれたのは、エネルギッシュな名物女将・ヒサ子さん。

王道人気は、ビフカツ・ビフテキですが、真冬に外を歩き回った後はビーフシチューで温まる……というのはどうでしょう。ステーキが運ばれてきたのかと勘違いするくらいに、お皿いっぱいにのった神戸ビーフは、数日間じっくり煮込んでトロトロです。そこに代々受け継がれてきたデミグラスソースをたっぷりかけるのが、もん流のビーフシチュー。 想像の味を悠々とこえる、シンプルかつ大胆なこの一皿に空腹を満たされたら、『神戸』と『もん』は、もう切り離せない存在になってしまうのです。

information

欧風料理 もん
住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通 2-12-12
電話番号:078-331-0372
営業時間:11:00~21:00(L.O)
定休日:第3月曜日
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。詳しくはこちらをご確認ください。

 

 

Morozoff 神戸本店 バレンタイン×チョコレートの文化はここから。本店限定を楽しんで

日本で初めて「バレンタインデーにチョコレートを渡す」という提案をしたのは、モロゾフだったと言われています。神戸のさんプラザにある本店の紹介は、真冬の神戸を堪能する記事として、絶対に外せない、というわけです。モロゾフは神戸に限らず広く全国展開しているので、多くの人にとって親しみやすい存在だと思いますが、本店のモロゾフは一味も二味も違うんです。

モロゾフを代表する焼き菓子のひとつ、「ファヤージュ」に見立てたリーフがキラキラと店内を舞い、奥には重厚なカフェスペースが広がっています。

「神戸本店チョコレートパフェ」(1100円)

ここでいただけるのが、本店限定のチョコレートパフェ。店頭仕立てのジェラートとムースが重なり、思った以上にとろとろの滑らかさが特徴的です。少し酸味のあるクリームはふわっと軽く、上から下までぎっしりチョコレートづくしなのに、飽きることなく完食できる一品です。濃ゆ〜いチョコレートパフェ好きさんには、絶対オススメ。

バレンタイン期間に登場するブランドでは、パリに住む猫をモチーフにした『CÂLINE(カリーヌ)』が抜群にかわいい!フランス語で、「愛らしい」という意味だそう。パッケージの可愛さから、友達や自分用のチョコレートに選ばれることも多いブランド。CÂLINEのチョコレートはどれも洋酒不使用なので、お酒が苦手な方やお子さんへの贈りやすさも◎。

日本人の味覚に合うよう独自に開発したベーシックなチョコレート、「セミスイート」「エキストラミルク」「ミルク」の味わいを楽しめるブランドです。

information

モロゾフ 神戸本店
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町1-8-1
電話番号: 078-391-8718
営業時間:
テイクアウト / 11:00〜20:00
カフェ / 11:00〜20:00(L.O.19:30)
定休日:元旦
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

 

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