山田尚子監督によるアニメ映画『きみの色』に登場する学校の風景は、「神戸女学院」の校舎・キャンパスをモデルにしてるみたいです。
西宮市岡田山4-1
映画『きみの色』は、「けいおん!」シリーズや「映画 聲の形」を手掛けた山田尚子監督の最新作。8月30日(金)から劇場で公開されます。
山田監督が最も得意とする「音楽×青春」の集大成となる、待望の完全オリジナル長編なんだそう。
気になるあらすじは、こんな感じ。
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。
そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。
学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。
バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり―
やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。
声の出演として、1600人に及ぶオーディションから選ばれた鈴川紗由・髙石あかり・木戸大聖が、それぞれトツ子・きみ・ルイ役に決定。
さらに、お笑い芸人のやす子や女優の新垣結衣など、豪華キャストも参加しています。
主題歌は、日本を代表するロックバンド・Mr.Childrenが本作のために書き下ろした「in the pocket」。主題歌入りのスペシャルムービーなんかも公開されています。
画像:Instagram(@kobecollege)より
そんな映画『きみの色』に登場する校舎やキャンパス風景は、「神戸女学院」がモデルとなっているんだそう。
「神戸女学院」といえば、建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された美しい校舎で有名です。国の重要文化財にも指定され、90年近く経った今も変わらぬ姿で大切に受け継がれています。
予告編にも「神戸女学院」の校舎っぽい建物が登場しています。
冒頭「0:05」からの室内シーンでは、クラシカルな雰囲気の窓枠が描かれており、校舎内の描写であることがうかがわれます。
「0:39」からのシーンには、背景に校舎らしき建物が描かれていますが、ぼやけていてはっきりとは確認できません。
「神戸女学院」の学生さんや卒業生の方は、どこか見覚えのある景色が楽しめるかもしれませんね。
◆関連リンク
・映画「きみの色」 – 公式サイト
確かに映画で観た建物の外観そのまま。
長崎が舞台の作品だったので、そちらの方にある学校がモデルであるのかと思っていましたが、神戸女学院なのですね。
映画の方はこのクラシックな雰囲気よりパステルなカラーで表現されていました。