第一弾
一宮神社から四宮神社。
201年、神功皇后が三韓征伐から凱旋帰国の途中、生田神社を建立したそうです。そして神のお告げにより生田神社周辺の八社を巡拝したといいます。 そんなご縁があり、神功皇后の参拝順に従って一宮~八宮と名付けられたそうです。
戦前からあったという八社巡拝。当時は、節分に巡るのが風習であったと伝えられていますが、現在は初詣や一日参りに八社を巡る人も。厄除けとご利益、御朱印を求めて、巡ってみませんか。
厄除け八社の御祭神一覧
巡拝の前には御朱印帳を用意しましょう。専用の御朱印をいただくことができる「厄除八社巡拝のしおり」は一宮神社~八宮神社、どちらでも頒布しています(1枚100円、各神社で押印代100円)。
1日目。
まずは一宮神社から四宮神社まで。
界隈には外国の教会や寺院も点在する神戸らしいエキゾチックなエリア・北野に一宮神社はあります。創建は推定4世紀という古い神社で、元禄元年(1690)に「市の宮」と記載があり、神社を中心に一定の日に市いちの立つ場所だったそう。社殿は権現づくり。宮司の山森大雄美さんが自然が大好きで、境内にはソメイヨシノをはじめ四季折々の草花や、ミカン、ぶどう、ナツメ、柚子といった果実のなる木々が生い茂っています。1月中旬には蠟梅の黄色い花が見事に咲き誇り、通りまで良い香りを漂わせます。その頃に参拝するのも良さそうです。また毎月1日には、限定の御朱印も。色鮮やかな御朱印を求めて参拝する方も多いそうです。
通りに面したところに鳥居があります。
木々に囲まれた社殿。
干支のトラが描かれた大絵馬は、宮司さんの義娘さんが描いたもの。福と書かれた鞠を前足で掴もうとするトラを主役に華やかな構図は、眺めるだけでも明るい気分になります。
社紋は桜。境内にもソメイヨシノがあります。
一宮神社
住所:神戸市中央区山本通1-3-5
TEL:078-221-1281
拝観時間:9:00~17:00
御祭神は正勝吾勝勝早日まさかつあかつかちはやび天忍穂耳尊あめのおしほみみのみこと。なんと名前に3つも「勝」の字が! そんな名前から勝運の神様として信仰されている神社です。また、名前からジャニーズの「嵐」ファンも多く訪れていたそうですが、20代宮司の山西乙平さん曰く「ブームは終わりました」(苦笑)とのこと。それでも境内にある椋白龍神社は、パワースポットとして変わらず人気。イチハラヒロコ恋おみくじも、これを目当てに参拝する人もいるそうです。節分の日には、朝から振る舞いぜんざいを配られていて、毎年このぜんざいを楽しみに参拝する方も多いそう。「私の厄年に厄落としの意味も込めてはじめた振る舞いぜんざいです。2022年も500杯のぜんざいを用意して、参拝客の皆さまをお迎えします」と宮司の山西さん。
人気のイチハラヒロコ恋みくじ。
二宮神社の御朱印。
メタセコイヤの木のそばにある社殿。
勝ちだるま。
ご神木は立派なケヤキ。
二宮神社
住所:神戸市中央区二宮町3-1-12
TEL:078-221-4786
拝観時間:7:00~17:00
*大晦日は終夜
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