「湊川隧道」など貴重な土木遺産を未来につなぐ県の『神戸土木遺産旅プロジェクト』が始動。見学ツアー、写真パネル展など実施

神戸 土木遺産 湊川隧道 立ヶ畑堰堤 烏原貯水池 兵庫運河 見学 写真展

明治期に、当時の高度な土木技術によって建設された「湊川隧道」などの土木遺産を、各遺産の価値や魅力を発信し、未来につなぐ県のプロジェクト『神戸土木遺産旅』がスタートしました。

100年以上の歴史がある「三大土木遺産」

神戸 土木遺産 湊川隧道 立ヶ畑堰堤 烏原貯水池 兵庫運河 見学 写真展
画像:神戸市サイトより

烏原立ヶ畑堰堤(からすはらたちがはたえんてい)は1905年に、日本で四番目の水道専用の重力式ダムとして竣工しました。

中央区の布引五本松堰堤と並び、創設期から神戸の水道事業を支えた土木構造物です。

石造意匠と先進技術を備えた堰堤で、1998年には国の登録有形文化財に登録。現在は市民の憩いの場としても活用されているんだそう。

神戸 土木遺産 湊川隧道 立ヶ畑堰堤 烏原貯水池 兵庫運河 見学 写真展
画像:Feel KOBEより

湊川隧道(みなとがわずいどう)は1901年に、近代土木技術を使った日本初の河川トンネルとして誕生しました。

阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けたことから、誕生100年目の2000年、新湊川トンネルに役割は譲りましたが、歴史的価値が評価され、保存されることになりました。

2011年に土木学会選奨土木遺産、2019年には国の登録有形文化財に登録されています。

兵庫運河 Photo AC

兵庫運河(ひょうごうんが)は、新川運河、兵庫運河、兵庫運河支線、苅藻島運河、新湊川運河から構成される、日本最大級の規模を誇る運河です。

水面積は合計約34ヘクタールにもおよぶのだとか。

明治時代、兵庫のまちは兵庫津と呼ばれ港を中心に栄えてきましたが、和田岬が船の難所で船の被害が大きかったことから、兵庫運河をつくることになったんだそう。

ただ、1874年(明治7年)から着工した工事も難航し、兵庫運河全体が完成したのは1899年(明治32年)のことでした。

現在は市民に親しまれる運河沿いの空間、散策道として、プロムナードやライトアップなども行われています。

見学ツアーや写真パネル展を開催

神戸 土木遺産 湊川隧道 立ヶ畑堰堤 烏原貯水池 兵庫運河 見学 写真展

県神戸県民センターでは、いずれも兵庫区にある「烏原貯水池(立ヶ畑堰堤)」「湊川隧道」「兵庫運河」を『三大土木遺産』と称して、このプロジェクトで三大土木遺産見学ツアーや写真パネル展などを実施します。

神戸 土木遺産 湊川隧道 立ヶ畑堰堤 烏原貯水池 兵庫運河 見学 写真展

見学ツアーは、各遺産の特徴や魅力について、詳しいガイドと一緒に巡ります。

2025年12月に第1回、2026年1月に第2回が実施されていて、次の第3回は2月21日(土)に一般募集ツアーが開催されます。

詳細は神戸土木遺産旅特設サイトで案内するみたい。

写真展では、当日の建設の様子がわかる写真や、建設されてから100年以上たった現在の写真を展示するんだそう。

第1弾をメトロ神戸中央広場metro+にて2月1日まで開催中。第2弾はマルシン市場に会場を移し、2月3日~2月16日に開催されます。

開催日
三大土木遺産見学ツアー
第1回 2025年12月21日(日)関係者ツアー
第2回 2026年1月24日(土)おやこツアー
第3回 2026年2月21日(土)一般募集ツアー
※見学ツアーの詳細については、神戸土木遺産旅特設サイトをご確認ください。

写真パネル展
第1弾
2026年1月19日(月)~2月1日(日)10:00~20:00
メトロこうべ中央広場metro+

第2弾
2026年2月3日(火)~2月16日(月)10:00~17:00 ※水曜休
マルシン市場
※当初予定していた兵庫区役所でのサテライト会場は、衆議院解散総選挙の実施のため、展示は中止とします。


湊川隧道など、名称としては聞いたことがあるけれど、その成り立ちについてあまり知らなかった人も多いのではないでしょうか。見学ツアーや写真パネル展を通じてその魅力に触れてみては。

◆関連リンク
神戸土木遺産旅 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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