小学生のとき使ってた「ノート」が、実は『神戸だけ』って知ってた? 表紙をよく見ると「あの名所」が。現在の様子もチェック

市内の小学校に通っていた神戸っ子なら『神戸ノート』を使ってた人が多いんじゃないでしょうか。

このノート、実は主に神戸だけで使われているんです。県外はもちろん、神戸市以外でも「ジャポニカ学習帳」などのノートを使っていた人が多いみたいですよ。

2026年は『神戸ノート』を作っている「関西ノート株式会社」が創業100周年!ということで、そんな『神戸ノート』の「生い立ち」や最近出ている「新ノート」など、深堀りしてみましょう。

神戸ノートの生い立ち


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

『神戸ノート』を作っているのは、長田区の老舗メーカー「関西ノート株式会社」です。

明治の終わりごろに、文具を取り扱う個人商店「飯田商店」から始まり、1926年(大正15年)に「関西ノート株式会社」として創業。2026年で100周年を迎えます。

『神戸ノート』が生まれたのは、創業からしばらく後の1952年(昭和27年)。戦後の復興期にあたりますが、「朝鮮特需」と言われる好景気の只中でもありました。

当時の小学校では、バラバラの「わら半紙」をノートとして使う子がいる一方、外国製の高級な文具を使う子もいるなど、持ち物に格差が生まれてしまっていたみたい。

こうした教育現場での格差をなくすため、神戸市が「関西ノート株式会社」に相談したことがきっかけで誕生したのがこの『神戸ノート』です。

昔ながらの製造方法を代々引き継ぎ、現在も「糸綴じ製法」で作られています。

神戸ノートいろいろ

いちばんスタンダードなのがこちら、B5サイズの小学生用ノートですね。約20種類あり、教科によって表紙が異なります。

「音楽ノート」のようなイラスト版もありますが、基本は「神戸の風景」を写した写真が印刷されています。なかには昭和40年代に撮影されてからずっと変更されてないものも。

「えにっき」の表紙になっている「須磨海釣り公園」は、2018年の台風により一部が損壊する被害を受けましたが、この写真は「被害前」のもの。懐かしい「公園管理塔」の姿があります。

いくつか、実際の景色と比べてみましょう。「百字練習帳」の裏面は「ポートタワー」になっていて「メリケンパーク」で撮られたものですね。

こうして並べてみると、かなり景色が変わってるのが分かります。

「社会科」の表紙の場所も同じく「メリケンパーク」です。モアイのような石像を海側から撮影すると、表紙と同じアングルに。

改めて見ると、昔の神戸を知る良いきっかけになりますね。ほかにもいろんな場所に行って比較してみた記事があるので、こちらもどうぞ。

リニューアル・コラボ・派生形もいろいろ

小学校で使われているB5サイズの『神戸ノート』について紹介してきましたが、最近はいろんな種類があるんです。


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

2025年1月には3種類が新しく登場してます。先ほど紹介した「社会科」は、表が「明石海峡大橋」、裏が「五色塚古墳」に。

「算数帳」は「市章山」から見た現在の風景、「理科のきろく」には「須磨離宮公園」の噴水広場が写されてます。中紙はすべて5mm方眼になっています。

2021年にはファミリアがデザインした「英語用ノート」も登場してますよ。


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

縦サイズが半分になった「ハーフノート」も。「縦110mm」とかなりスリムで、PCの手前に置いても邪魔にならないサイズ感です。

こちらも通常の『神戸ノート』と同じく「糸綴じ製法」に「背クロス」が施されていて、丈夫な作りになってます。


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

ポートアイランドにあるスーパーコンピューター「富岳」が印刷されたバージョンも。ちなみに「BE KOBE 自由帳」の中身は罫線、「富岳自由帳」は方眼になっています。

ハーフノート取り扱い店舗
【東灘区】堀萬昭堂 岡本駅前店/天川文具店
【灘区】てらこやぷりんす/たびたび書店
【中央区】神戸のおみやげ Good Things
【兵庫区】石丸商店
【長田区】文具のスギハラ本店/文具のスギハラ東急プラザ新長田店
【須磨区】ステーショナリ石津
【垂水区】流泉書房


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

神戸市と関わりの深い企業やスポットとのコラボ商品もいろいろ。こちらは「神戸市交通局」とのコラボで、市バスやマスコットキャラクターの「ばっしー君」などが描かれています。

市営地下鉄「西神・山手線1000形車両」をデザインしたものもあり、この2種類は「はとマルシェOnline」で購入できますよ。


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

そのほかにも「記念贈呈品」や「限定グッズ」として、ヴィッセル神戸・阪神電車・須磨浦山上遊園などとのコラボもしています。


画像:「関西ノート株式会社」公式サイトより

2025年の「神戸市はたちを祝う会」では、パンフレットの表紙が『神戸ノート』をモチーフにしたものになってました。今の神戸っ子たちにとっても、やはりなじみ深い存在なんですね。

時代や世代を超えて愛される『神戸ノート』について、思い出や「あるある体験」など、ぜひコメント欄にお寄せください。

◆関連リンク
・関西ノート株式会社 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

さきな

晴れの国生まれ。大人になってから神戸へ来ました。文化・エンタメがだいすきで、いろいろなオタクをしています。なんでもよく食べます。

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