プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」が神戸に本拠地を移転したことから、神戸市はバスケットボールを盛り上げるために、市内の公園にバスケットゴールを倍増させる計画を進めています。長田区の神楽公園にできたバスケットゴール・コートを見てきました。
神戸市長田区細田町1-2
「神楽公園」があるのは、長田区の新湊川沿いの大きな公園があるエリア。
各線 高速長田駅からは南西に徒歩10分、山陽 西代駅からは南東に徒歩12分ほどのところで、神楽公園自体はこぢんまりとしています。
道路を挟んで東側には「新湊川公園」があり、川沿いに北上すると「長田区役所」や「長田消防署」などがあるあたりです。
道路を挟んで南側にも公園があり、奥に見えているのは「神戸市立長田南小学校」です。
3×3のバスケットゴール・コートができたのは、グラウンドの南側あたり。
時間帯によっては隣の建物のちょうど日陰になるので、屋外ながら快適にバスケットが楽しめそうです。
訪れた8月の土曜日の昼すぎは、夏休み期間中ということもあり、10人前後がバスケットを楽しんでいて、軽快にはねるボールの音が響いていました。
「バスケットゴールがある公園」を3年で倍増へ
画像:神戸ストークス公式サイトより
バスケットコート・ゴールが整備されたことを記念して、7月27日には記念イベントが開催され、神戸ストークスの選手らが参加しました。
今回整備されたのは、神戸市が進める「バスケットゴール倍増プラン」の一環で、現在50カ所ある「バスケットゴールがある公園」を、概ね3年で倍の「100カ所」に増やそうという計画なんだとか。
この計画が発表されてから初めて設置されたのが、今回の神楽公園です。ではなぜ第1号が「神楽公園」になったのか。
長田区の自然を活かして、絶景な長田をつくるプロジェクトなどを進める「SoooGoodながた」によると、長田区とKIITOが共催した「長田ゼミ」の参加者が、長田区にバスケットゴールを増やす提案をしたことがきっかけなんだそう。
SoooGoodながたや地元の彩星工科高校とも連携し、神戸市の倍増プランの後押しもあって、設置に至ったそうです。
彩星工科高校の学生が公園の清掃やバスケットゴールの検討を進めるなかで、自主的に公園の管理もすることに。
画像:SoooGoodながた公式Instagramより
バスケットゴールとコートの色は、彩星工科高校の学生らとワークショップを行ったそうで、コートの床は「山の緑」、ゴールの支柱は「海の青」を基調にした神戸らしいデザインになりました。
今後設置される約50カ所がどこになるかは、決まり次第発表されていくと思いますが、市が単に設置して終わりではなく、今回の神楽公園のように、地域住民・団体や学生、子どもたちが一緒に盛り上がれるような形になるといいですね。
◆関連リンク
・SoooGoodながた – 公式サイト
・神戸ストークス – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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