
神戸市は2026年1月から、神戸市営地下鉄 西神・山手線全線で「ワンマン運転」を開始することを発表しました。
ワンマン運転は、運転士が車掌を兼務すること。すでに地下鉄 海岸線と北神線では導入されています。
西神・山手線全線でのワンマン運転導入は、将来的な乗務員不足への対応と、限られた経営資源の有効活用を目的として実施するみたい。2026年1月5日(月)始発からスタートします。

実施区間は、西神・山手線の全線、全列車です。
神戸新聞によれば、交通局は西神・山手線が全線開通した1987年前後に入庁した職員が、近くいっせいに退職時期を迎えるんだそう。
乗務員の確保は年々難しくなっていて、2028年ごろには人員不足が深刻化する見込みなんだそうです。
車掌が担当しているドアの開閉や車内放送案内、非常通報への対応業務なども、運転士が担う準備を進めてきたのだとか。

安全性の向上・確保のために、さまざまな取り組みも進めています。
西神・山手線と北神線では全駅でホームドアの設置を完了。海岸線でも設置を進めていて、2028年度に完了する予定です。

車内で非常通報装置から通報された場合は、乗務員に加えて、運転指令所の係員も応答・通話できるようにしているんだそう。
運転指令所からは車内への放送もできるとのことで、トラブル発生時など、乗務員がなにか対応中であっても、車内の乗客に適切な案内を迅速に行える仕組みを整えています。

駅でよく見かける「ホーム監視モニタ」も、運転士がホーム上の利用客の動向を確認するのに役立てられています。
このモニタ越しに状況をみて、扉を閉めたりしてるんだそうです。
地下鉄全線に広がるワンマン運転。ダイヤの変更もないようです。
神戸市交通局は「トラブル対応に不安を持たれる方もいると思うが、安全運行に向けてしっかり準備を整えてきた。これまで通り安心してご乗車いただきたい」と神戸新聞の取材に回答しています。
◆関連リンク
・神戸市交通局 – 公式サイト





































あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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