神戸でエスニックカレーが味わえるディープな『クスム本場家庭料理』に行ってみた。北インドのレシピで作るランチ　～三宮～

JR三ノ宮駅から山側へ11分ほど歩くと、ハンター坂にある「異人プラザ」の2階に『クスム本場家庭料理』というインドの家庭料理のお店があります。

北インド出身のシェフ・クスムさんが、22年間インド家庭料理を作っています。

インドの食堂を訪れたかのような

階段で2階に上がると、少し奥まった扉があります。両サイドには、造花の花が飾られ、扉の周辺にはインド風の飾りが。

開けてもいいのかな？と思いながら、おそるおそる扉を開けます。

扉を開けると、異国の香りがして、食べる前からワクワクします。

店員さんは皆さんインド人。日本語はほとんど通じませんが、クスムさんの息子さんは日本語が流暢なので、ご心配なく。

お店にいない時は、地下の食料品店の方にいるそうです。

席に着いてすぐ、クスムさんの息子さんがメニューを持って来てくれます。忙しい時はメニューを持って来られない時もあるので、店員さんに聞いてみてください。

今日は、カレーが3種類ついているランチAセット（1000円／税込）を注文することに。

北インドのベジタリアンカレー

注文し終わると、すぐにマンゴージュースとステンレスのコップに入った冷たい水をテーブルまで持ってきてくれます。さらに、サモサとサラダ、2つのボトルも。

まずは何もつけずに「サモサ」からいただきます。手で割って食べてみると、サクサクで香ばしい皮と、中にはホクホクの具（じゃがいもなどの野菜）が入っています。肉類は入っていませんが、スパイスのおかげで食べごたえがあります。

一緒に届いた2つのボトルには、このサモサにつける「チャツネ（ペースト状の調味料・タレ）」が入っています。

茶色の方は「タマリンド」が入ったクセのない甘酸っぱいソースで、緑色の方は、ミントやパクチーなどが入った酸っぱ辛いソースで、バジルビネガーのような爽やかな香りが。

どちらの「チャツネ」も「サモサ」との相性が良く、さまざまな味を楽しんでいるうちにあっという間に食べ終わってしまいます。

この2つのソースは地下の食料品店でも販売しているので、気に入った人は買って帰ることもできますよ。

そうこうしているうちに、クスムさんがメインのカレープレートを持って来てくれます。

プレートには、カレー3種類とチャパティ、ライスが乗っています。

肉類を使っておらず、どのカレーも身体に優しい味。たくさんの種類のスパイスを使っているので、味にグラデーションを感じます。

左から、野菜のカレー／ダル（豆）カレー／パニール（カッテージチーズ）カレー。

野菜のカレーは、具材はじゃがいも・なすを使用していて、じゃがいもの風味とスパイスのバランスがとても良いです。味付けは3つのカレーの中では、一番辛口。

ダルのカレーは、「ウラドゥ」という黒豆を主に使用していて、豆の滋味深い風味と、にんにくとギー（インドの澄ましバター）、クミンが効いていて、満足感のある味わいです。3つの中で1番辛くないのが、このカレー。

パニールカレーは、カッテージチーズがゴロゴロと入っているのですが、クリーミーながらさらりとしています。

パニールカレー以外は日替わりで、使用する野菜やダルの種類が日によって変わるそう。辛さは注文の時にリクエストしたら調整も可能。

焼き立ての「チャパティ」は香ばしく、長粒種の「バスマティライス」とともにカレーに良く合います。

食後のチャイ

食後には、チャイを出してくれます。甘さもちょうど良く、スパイスの香りも穏やかなので、食後に飲むと口の中がさっぱりします。

ほとんどのメニューがテイクアウトも可能なので、パーティーやピクニックにインドカレーのセットなんて新しくていいかも。

夜は、メニューが少しだけ変わります。一番右側の列のメニューは急に行ったらないこともあるので、事前に連絡しておけば準備してくれるそうです。

同じビルの地下1階では、スパイスや輸入食材の販売もしています。店内はスパイスの香りで充満していて、所狭しとインド食材が並べられています。

『クスム本場家庭料理』を訪れて、プチインド旅行体験をしてみてはいかがでしょうか。

【店舗名】クスム本場家庭料理
【ジャンル】インド料理
【住所】神戸市中央区北長狭通2-12-21 MAP
【電話番号】078-221-0229
【営業時間】11:30～14:30（ランチ）17:30～20:30（ディナー）
【定休日】月曜日
【リンク】なし
【駐車場】なし
※紹介した情報は、記事執筆時点の情報です。また、神戸市内の開店・閉店情報、イベント、街の変化など、情報を求めています。ぜひ情報提供をお願いします。※自分のお店でもOKです。