JR新長田駅周辺へ。震災から復興を遂げたこの街には、変わらない下町の雰囲気の中に新しいお店もどんどん増えています。
今回はそんな新長田エリアをのんびり散策しながら、新鮮なもつ鍋が ランチ限定のお得な価格 で楽しめるお店があるということで足を運んでみます。
新長田ぶらり散歩を始める前に、駅から歩いて数分の「鉄人28号モニュメント」で、記念撮影。
完成して今年で14年目を迎える鉄人28号はすっかり新長田のシンボルとなっているものの、平日のお昼間でも、写真を撮る人がちらほら。
やっぱり鉄人とおんなじポーズでついつい撮りたくなっちゃいます。
向かったのは「本町筋商店街」です。JR新長田駅からは歩いて7分ほどのところにあります。
お目当てのお店はこちら。焼肉やもつ鍋が楽しめる『みやび』です。創業30年以上にもなる黒毛和牛にこだわるお店ですが、人気商品は「もつ鍋」!
もつ鍋が苦手という人も、ここの「もつ」は新鮮でおいしいという人も多いんだとか。
店内にはレトロなポスターが貼られ、ボックス席が数席のみのこじんまりとしたお店です。
メニューはざっとこんな感じ。お得なランチメニューは、こだわりの黒毛和牛ロース定食(1500円)などリーズナブル!
圧倒的に注文する人が多いというもつ鍋定食(1,000円)を注文することに。
辛さを調整できますとのことだったので「ベーシック」と「控え目」を注文してみます。
完成したもつ鍋がこちら!グツグツ煮立ったできたての「もつ鍋」は、一人前ずつ石鍋に入ってきます。九州のもつ鍋を想像していたら、結構イメージと異なりますよね。
ちなみにこちらが、ベーシック。見た目は結構辛そうですが、味わいは甘さの奥にピリッとした辛さがある感じ。
こちらが「控え目」。家族連れで来たお客さんがお子さん用に注文することもあるようです。
キムチだけの辛さなので、辛さが苦手な人も食べやすいですが、お店の人曰く「レギュラー以上の方が辛さと甘さとのバランスがよくて、おいしいんじゃないかな」とのこと。
一緒にナムルと白ご飯、味変の「すりおろしにんにく」や「自家製の辛みそ」もついてきます。
もつは噂通りぷるっぷる!火を通すことで、油の落ちてしまうものも多いですが、かなりのボリューム感です。
驚いたのは臭みがまったくないということ!いくつ食べても重たくなく、旨味をしっかり感じます。
たっぷりキャベツのほかにも、タマネギ・ニラ・もやしなど、しっかり野菜が摂れるので女性にも人気!
ご飯は1回おかわり無料!店員さんが気さくに「おかわりええの?」と気さくに話しかけてくれるので、ついつい箸が進みます。
しっかり体があたたまったところで、スタンプラリーを集めて帰ります。これで3つ集まるので、早速景品が応募できますが、もう2つだけ集めて狙うは ホテルのスパ&エステティックご利用券!
「もつ」が苦手という人や、食わず嫌いな人にも一度挑戦してみて欲しい味わいでした。
お店を後にして、本町筋商店街を歩いていると「マイコテ」という看板を発見!コテに自分の名前が彫れるという何とも粉もんの街らしいサービスのお店です。
本町筋商店街は他にも「キムチ専門店」が2店舗ほど。みやびの店員さん曰く、在日韓国人の方が多い長田エリアでは、昔から韓国料理のお店が多く、この辺に住む子供たちも小さな頃からキムチなどの味に慣れている子が多いんだとか。
そのまま次なる目的地へ。途中歩いていると「銭湯」を発見!コロナ禍で廃業してしまったところも多い中、貴重な銭湯ですが、街の雰囲気に味わいを出しています。
到着したのは、三国志のまち「六間道(ろっけんみち)五丁目商店街」です。この日はあいにく水曜日でいつも以上にシャッターの多い印象でした。
レコードショップを発見。店主さんいわく70年以上になるお店だそうで、店内には昭和にヒットした歌謡曲から新しい演歌、J-POPのCDまで販売されています。
よく見ると「ミスチル」の桜井さんのサインが!昔神戸でライブをした桜井さんが「自身もかつてレコードショップでアルバイトをしていたから懐かしくなって足を運んだ」といって顔を出してくれたんだとか。
思いがけぬ場所でお宝に出会いました。
古き良き新長田を堪能した後は「JR新長田駅」まで戻り、気になっていたクロワッサン専門店「9683」で、クロワッサンを買って帰ることに。
2021年の冬にオープンした比較的新しいお店です。
13時頃に足を運ぶと、ちょうど焼きたての時間。甘いのからしょっぱいのまで、ほぼ全種類のクロワッサンが揃っていて、どれにしようか迷ってしまいます。
お腹も心も満たされて、お土産のクロワッサンまでゲットできた充実の新長田散歩となりました。
このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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