有馬温泉にあるパワースポットめぐり　　Feel KOBE

神戸の人気観光地の一つである有馬温泉には、湯泉神社ゆかりのスポットを巡る「三社巡り」をはじめ、願いが叶うといわれているパワースポットがたくさんあります。そこで、今回は有馬温泉にあるパワースポットをご紹介。開運を求めて、旅にでかけてみませんか？

湯泉神社 三社巡りとは、「湯泉神社」「水天宮」「有馬天神社」の三社を巡るもの。それぞれの場所を線で結ぶと三角形の形になり、「有馬温泉パワースポットトライアングル」とも呼ばれています。

この三社をお参りすることで穢れ（けがれ）を払い、徳を得て健やかな加護を授かることができるともいわれており、神社巡りが好きな方や御朱印を集めている方におすすめです。

まず向かった「湯泉神社」は、大己貴命（おおなむちのみこと）と、少彦名命（すくなひこなのみこと）、熊野久須美命（くまのくすみのみこと）が祀られている神社です。

そのうち有馬温泉の泉源を最初に発見したのが、大黒様ともいわれ、慈悲深く福徳を授ける大己貴命と、一寸法師の原型にもなった少彦名命の2柱の神様。3羽のカラスが水たまりで水浴びをしていたところ、数日で傷が治ったところを見て温泉を発見したのが有馬温泉の始まりだといわれています。

本殿の妻飾りをよく見ると3羽のカラスの姿が

そんな「湯泉神社」は「日本書紀」によると、舒明天皇や孝徳天皇、白河法皇などが参拝した記録もあり、有馬の氏神、温泉の守護神として知られています。

特に昔から、子宝や子授けのご利益があることでも有名。有馬温泉の赤いお湯に浸かり、こちらで祈願すれば子宝に恵まれると伝えられています。

ちなみに、三社巡りの御朱印はこの「湯泉神社」で三社分をいただくことになります。社務所が不在の場合は、このような書き置きがあるので、初穂料をお納めしていただいてくださいね。

つづいて向かった「有馬天神社」は、「金の湯」の位置から鬼門の方角にあり、温泉街の守護神、厄除けの神社としても有名。979年（天元2年）に京都の北野天満宮から、御祭神である菅原道真を勧請したのが始まりといわれています。

境内には金泉が湧いている「天神泉源」があり、運気アップのパワースポットとしても人気だそう。境内に100度近いお湯が噴き出している神社は、全国的にも珍しいと思うので、有馬温泉に行くならぜひ訪れてみてほしいスポットです。

最後に向かったのは、「有馬天神社」から歩いて6分ほどのところにある「水天宮」。湯泉神社の摂社で、大己貴命と少彦名命が降臨した場所といわれています。

こじんまりとしている社殿

社殿の背面の井戸からは水が湧いているそうで、よく見ると井戸の中に透き通った水を発見！水天宮は水や子どもに縁がある神社ということもあり、安産や病気治癒、水難除けのご利益があるといわれています。

さて、次は願いごとが決まっている！という方におすすめの心願成就のパワースポットをご紹介しましょう。

こちらのかわいいお地蔵さんは、「温泉寺」にある「お願い豆地蔵」。思いをこめて奉納すると、願いが叶うといわれています。有馬最古の寺である「温泉寺」は、724年に行基が建立したお寺。本堂には薬師如来が祀られています。

豊臣秀吉が大茶会を開いた場所としても有名

また、「温泉寺」から徒歩すぐのところにある「極楽寺」には、手を握ってお願いすれば願いが叶うといわれている「お願い地蔵」があります。

お地蔵さんの足元には、お礼参りにきた方が置いていったという「お願い地蔵」が

ちなみに、「極楽寺」を建てたのはあの聖徳太子！「極楽寺」は、阪神淡路大震災後に、豊臣秀吉が作らせたという「湯山御殿」と見られる遺構が発見されたことでも知られており、有名な歴史上の人物とも関わりの深いお寺なのです。

この遺構は、現在「太閤の湯殿館」として公開されています。秀吉が正室のねねのために作った当時の「岩風呂」や「蒸し風呂」原型を見学できる貴重な場所なので、立ち寄ってみる価値ありです。

有馬温泉は「金の湯」や「銀の湯」といった温泉が有名ですが、実は「願いが叶う」といわれているパワースポットがあちこちにあります。温泉で癒され、パワースポットめぐりで開運や縁結びのご利益をいただく。そんな旅行プランも、ぜひおすすめです。

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