海の幸を堪能!神戸の市場と漁港食堂へ行ってみよう  Feel KOBE

海が近く、漁港が複数ある街・神戸。

今回は、その漁港や卸売市場で、刺身定食や海鮮丼、お寿司など、新鮮な魚料理が味わえる食堂を3つピックアップしました。

また、「卸売市場って一般の人も利用できるの?」そんな疑問をお持ちの方に、一般利用可能なエリアも一部ご紹介しますので、ぜひご覧ください。

中央卸売市場 本場にある老舗の「丸高食堂」

まず1つ目にご紹介するのは、神戸の食を支える「神戸市中央卸売市場 本場」にある「丸高食堂」。

神戸市中央卸売市場は3つあり、東灘区に東部市場、長田区に西部市場、そして兵庫区に本場(ほんじょう)があります。

丸高食堂が入る「関連中央棟」

本場は、中央市場前駅から徒歩約1分、イオンモール神戸南のすぐそばという好立地。

その「関連中央棟」という建物の2階に丸高食堂はあります。

毎日、店主が市場に足を運んで仕入れる新鮮な魚介類。それらを使った刺身や焼き魚、煮魚、天ぷらなど、幅広いメニューが用意されています。

市場の新鮮な魚を使ったお料理がたくさん

定食や丼ぶり、お寿司なども楽しめる中、今回は刺身定食にしよう!と決めて、マグロトロ造り定食を注文。

マグロトロ造り定食 ¥1,500 (2024年11月訪問時の価格)

分厚く切られたトロの刺身は、口に入れると…まさに、とろけるような味わい。新鮮で臭みなどは一切なく、甘みと旨みでご飯が進みます。

こんな美味しいトロを良心的な値段で味わえるとは、驚きです。

あたたかな雰囲気の店内

早朝から営業し、市場関係者や一般客で賑わう丸高食堂。

60年以上前に創業し、阪神・淡路大震災を乗り越え、地元の人々に愛され続けた市場食堂の味をぜひ堪能してみてください。

なお関連中央棟には、飲食店街や市場関連の食品などを購入できる専門店があるほか、市場の歴史などについて学べる展示スペースもあり、一般の人も気軽に利用できます。

展示スペース

カラフルでかわいい3人組は「ととかな隊」

市場の新鮮な食材を使った料理教室のほか、イベント開催もあるので、HPやSNSをチェックしてみてください。

Information

丸高食堂
住所 神戸市兵庫区中之島1丁目1-4 神戸市中央卸売市場 本場 関連中央棟2階
アクセス 神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」徒歩約1分
公式HP https://kobe-honjo.jp/pr/tenpo/insyoku.html

絶景と海の幸が堪能できる「垂水漁港食堂」と「直売所」

続いてご紹介するのは、垂水駅から海に向かって約10分歩いた場所にある「垂水漁港食堂」です。

垂水漁港「水産会館」の2階にあり、兵庫県内でも有数の規模を誇る漁港自慢の海の幸が味わえます。

海に面した水産会館の2階にある「垂水漁港食堂」

お店に入ると、景色は抜群!明石海峡大橋や淡路島、瀬戸内海を行き交う船を眺めながら、海の味覚を堪能できます。

店内からの眺め

お店の名物メニューは、垂水漁港で水揚げされた新鮮なしらすをたっぷり使った「釜揚げシラス丼」。

「垂水漁港定食」は、ミニ釜揚げシラス丼に、刺身や魚フライがセットになったお得な一品で、こちらも大人気とのこと。

「特上日替わり海鮮丼」 ¥1,380 (2024年11月訪問時の価格)

この日は、迷いに迷って海鮮丼の特上を注文。

内容は日替わりですが、この日は神戸で獲れた新鮮なサワラが特に絶品でした。みそ汁も体にしみわたる美味しさで、新鮮な海の幸が驚きのコスパでいただけます。

お店は大人気で並ぶことも多いので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

神戸市漁業協同組合「直売所」

水産会館のすぐ北側には「直売所」があります。

垂水漁港で水揚げされた活きのいい地魚や、地元名物の須磨海苔、いかなごの釘煮、しらすなどの加工品が豊富に揃っています。

地元産の人気商品たち。「神戸夜明けのしらす」など季節限定商品も

お土産探しにもぴったりなので、垂水漁港食堂とあわせて、ぜひ立ち寄ってみてください。

Information

垂水漁港食堂
住所 神戸市垂水区平磯3丁目125ー26 水産会館2階
アクセス 各線「垂水駅」徒歩約10分
公式HP https://kobeshi-gyokyo.or.jp/dininghall

ボリューム満点!神戸市中央卸売市場 東部市場「食堂」

最後にご紹介するのは、神戸市中央卸売市場 東部市場の「食堂」です。

東部市場は東灘区の深江浜に位置し、阪神深江駅から約15分歩いた場所にあります。

左手の建物は東部市場の管理棟。右手の「卸売場棟」2階に食堂はあります

場内北側に「卸売場棟」があり、その2階に食堂が入っています。

こちらは場内で働く人々のための食堂で、まさに「市場の食堂」といった雰囲気なのですが、一般の人も利用可能です。

食堂は水産仲卸の会社が運営していて、市場に届いたばかりの新鮮な魚介類を厳選して調理しているとのこと。

この日は、旬を迎えるぶりや牡蠣の定食を注文しました。

「天然ぶり炙りとカキフライ&鱧フライセット」 ¥1,050(2024年11月訪問時の価格)

まず驚くのは、そのボリュームです。メインの魚介だけでなく、副菜の野菜もたっぷり。

リーズナブルな価格もうれしい限りで、場内で働く人々への愛情を感じます。

3~4種類の刺身が楽しめる刺身定食や天ぷらなども人気ですが、個人的には具材が溢れんばかりたっぷり入ったサンドウィッチがとても気になりました。

市場食堂らしくセルフサービス形式なので、店員さんと会話しながらメニューを選ぶのも楽しみの一つです。

一般の人も利用可能な「関連事業所棟」(場内南側)

食堂以外に、ぜひ訪れてみてほしいのが飲食店や食料品店などが並ぶ「関連事業所棟」です。

正門の近くにあり、駐車場も用意されています。

老舗の食料品卸売店などが並び、珍しい食材や調味料を見つけることができます。

さらに、卸売市場でのお買物を体験できる「お買物デー」や、親子で楽しる「横丁まつり」などのイベントが定期的に開催されるので、ぜひHPなどをチェックしてください。

Information

神戸市中央卸売市場 東部市場「食堂」
住所 神戸市東灘区深江浜町1-1 神戸市中央卸売市場 東部市場 卸売場棟2階
アクセス 阪神「深江駅」徒歩約15分
公式HP https://kobeuoyu.co.jp/dinning

いかがでしたか。

いずれも新鮮で美味しい魚介をお手頃な価格で食べられるお店ばかり。

漁港や市場隣接の食堂ならではのご当地グルメを堪能しに、ぜひ足を運んでみてください。

【取材・文】川崎 哲章
神戸在住のPRディレクター&ライター。
洗練された都会のイメージがありながら、自然を身近に感じられる街・神戸の魅力をもっと多くの方に届けていきたい。そんな想いで観光やグルメ、そして関わる人々を取材。灘区の六甲山にも海にもすぐ行ける場所に住み、カメラ片手にいろんな場所へ出かけています。

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元記事:海の幸を堪能!神戸の市場と漁港食堂へ行ってみよう

 

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