六アイ沖にある『神戸沖埋立処分場』西側に予定していた「埋め立て計画」が撤回になったみたい。工事費高騰などで

神戸沖埋立処分場 神戸 埋め立て ごみ
画像:大阪湾広域臨海環境整備センターサイトより

近畿エリアの廃棄物を処理する「大阪湾広域臨海環境整備センター」は、現在使用している「神戸沖埋立処分場」の新たな埋め立て計画について、従来方針を撤回することを発表しました。


神戸市東灘区向洋町東

「大阪湾フェニックスセンター」こと大阪湾広域臨海環境整備センターでは、兵庫を含む近畿2府4県の一般廃棄物と産業廃棄物を処理しています。

阪神・淡路大震災や能登半島地震などで発生した災害廃棄物も受け入れてきたんだそう。

第1期の「尼崎沖」「泉大津沖」、第2期の「神戸沖」「大阪沖」と4カ所の埋立処分場を管理しています。

報道によれば、神戸沖埋立処分場は約88ヘクタールあり、兵庫・京都・滋賀からの廃棄物を受け入れてるんだそう。

神戸沖埋立処分場 神戸 埋め立て ごみ
3期計画で当初予定していた地域
画像:「フェニックス3期神戸沖埋立処分場(仮称) 設置事業に係る環境影響評価書」より

神戸沖埋立処分場では、2024年度末時点で容量に対して約86%を埋め立てていて、30年度に受け入れを終える見込みだったみたい。

そのため次の3期事業として、新たに西側の海域約77ヘクタールを埋め立てる計画でした。

近畿2府4県などでつくる大阪湾広域処理場整備促進協議会がこのほど、この3期事業について、埋め立てる従来方針を撤回することを発表。

工事費が高騰していることに加え、廃棄物の減量化・資源化の取り組みにより廃棄物量が減っていることから判断したんだそう。

3期の事業期間は2031~2050年度として、今の処分場の上部に積み上げる方法で受け入れていく方針になりました。


上部に積み立てるには、処分場からの廃棄物流出を防ぐための施設整備などを行うそうで、新規の埋め立てに比べて一定の事業費圧縮が見込めるそうですよ。

◆関連リンク
大阪湾広域臨海環境整備センター(フェニックスセンター) – 公式サイト

 

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あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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