窓口タイプのクリーニングとは違う、出す時も返ってくる時も家まで来てくれるフルサービスのクリーニングってご存知ですか?
共働きや近くにクリーニング店がないってパターンもありますし、忙しい人ほどクリーニング店に行く時間が当然なかったりします。
スーツはもちろん、オシャレして街に出掛ける人にとって、長く愛用するための「服のメンテナンス」は重要ですが、なんせ、持っていくのがメンドクサイ。さらに、大切なデリケートの服は普通のクリーニング店だと少し心配。
ってことで、ちょっと高いけど、東灘区にある完全フルオーダーの高級クリーニング「ローブ・ニシジマ」に服をだしてみました。違う。取りにきてもらって体験しました。
電話一本で取りに来てくれます。クリーニングする服を用意して待っているだけ。唯一のデメリットは「家にいる必要がある」ということかもしれません。
こちらの集配車で、結構な笑顔で来てくれます。(人によって誤差があります)
そもそも、家の洗濯機でよくある「ドライコース」と、クリーニング店の「ドライクリーニング」は何が違うのか?
「ドライコース」の場合、水と洗剤を使って『やさしく洗う』ということになりますが、「ドライクリーニング」の場合は、水を使わず石油系の溶剤を使って洗うので、油汚れにも効くというのもありますし、あと機械が業務用ってとこです。
機械は洗濯物に対して圧力などもかけながら、素材の奥まで浸透して洗います。
ですので、水洗い自体がだめな衣類などは、取りに来てもらうかどうかは別にしてクリーニング店の「ドライクリーニング」でしか洗えなかったりしますし、汚れ自体も「ドライクリーニング」の方が落ちやすいというのが特徴になってます。
神戸は山が多い。慣れてしまえば風情とも言えますが、ことクリーニング店に行くということだけを考えると、難所がいたるところにあります。
「ローブ・ニシジマ」の取りに来てくれるサービスは、ある意味、神戸にピッタリかもしれません。
高級クリーニングというサービスはどのように使えば良いのか。もちろんフルサービスなので、丸ごと持っていってもらうのも良いでしょう。
オススメはズバリ、使い分けでしょう。
高級クリーニングの何が良いのか?
それは高級服やデリケート素材の服が集まるクリーニング店なので、実際に機械に入れる前後の下準備や仕上げがとても職人的というのと、そもそもデリケート素材のノウハウがあるというところです。
つまり、普段使う服などは家庭ではもちろん近所のクリーニング店で安く済まし、冬物やパーティードレスなど「ちょっと&かなりエエ服」については、高級クリーニングに出すってのが一番コスパが良いし、良い服が長持ちするんです!
車で来てもらって手渡し。若干メンドウですが、ここは対面。
通常のクリーニング店に服を出す時と同じですが、細かいリクエストを確認するというのがこのタイミングです。お店が家まで来たという表現の方が近いかもしれません。
例えば、「このシミは醤油で汚れた」「ここのボタンが取れてる」「この服は縮みやすい」とか要望や懸念があれば、このタイミングですべて伝えます。
いつも思うのですが、クリーニングの窓口なんかでも「この汚れは何ですか?」ってさっそく聞かれることがありますが、これがちょっと面倒くさかったりします。
これはどこのクリーンングでもやってますが「ローブ・ニシジマ」も同様で、機械に入れる前に個別対応をすべきかどうかを事前にチェックします。家で洗うときも同じですが、「何で汚れたか?」を知ることが、「どうやって汚れを落とすのか?」に直結するんです。
ですので、汚れがあった場合や、デリケートな素材などがある場合、このタイミングで伝える方が良いでしょう。
渡す時に色々と伝えますが、その直後に念入りにチェックが入ります。工場での事前チェックも当然ありますが、その場でもチェックが入ります。このあたりは、通常のクリーニング店と同じです。
自宅にある服で、人にもよりますが、高級服やデリケートな服が複数所有しているという人が多いんじゃないでしょうか。たとえば、結婚式や2次会用にはエエ服を持っている人も多いかもしれません。
あと、ちょっとオシャレにお出かけする時や、それこそ冬用の服はこだわっている人も。
取りに来てくれる人は、取りに来るだけではない「素材のプロ」。そこは高級服やデリケート素材を多く扱っている会社の特徴でもあります。
どういった素材でどういった汚れがホツレがあるか、また素材自体の痛み具合などもチェックするんです。
わかりやすボタンが取れている場合は、特徴的なボタンでなければ、ボタンを付けて返してくれます。
このあたりは高級クリーニングの特徴ですが、破れ、ボタンなど不具合があれば基本補修(別途、有料の場合あり)。工場でこういったものが発見された場合は、服の裏などについている予備のボタンや在庫のボタンなど、どういった方法だと補修できるかなどの電話連絡をくれたりします。
もちろん汚れなどについても、ヒアリング・事前チェック・事後チェックをしっかりしてくれるので、高級 or デリケート素材については、安心して出せるというのが高級クリーニングの特徴ではないでしょうか。
オモシロイというか、特徴的なところで言うと、事前&事後チェックでメジャーで実際の寸法を測るそうです。これは縮みが発生していないかどうかのチェックのためで、特にデリケートな素材は入念にチェックしてくれます。
「高い!高い!」って書いといて、どれくらい?って思ってたかもしれませんが、このあたりで価格紹介。
種類 | 価格 |
---|---|
レディススーツ | 3,089円 |
ワンピース | 2,614円 |
ジャケット | 1,782円 |
スカート | 1,307円 |
パンツ | 1,426円 |
ブラウス | 1,426円 |
背広上下 | 3,564円 |
ブレザー | 2,138円 |
スラックス | 1,426円 |
スポーツシャツ | 1,426円 |
セーター | 1,307円 |
Tシャツ | 1,426円 |
※衣服の素材・デリケートなものブランド品等は別途料金がかかります。詳細はご相談ください。
種類 | 価格 |
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カシミヤ | 473円~ |
シルク | 473円~ |
種類 | 価格 |
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スラックス折目加工 | 1,080円~ |
撥油・撥水加工 | 378円~ |
バイオ加工 | 324円~ |
リメイク加工(黄ばみ、変色の修正) | 540円~ |
どうでしょう?高い?安いってことはないか。大切な服を丁寧にクリーニングしてくれるというのは、このくらいの価格感ってとこでしょう。
服によってクリーニング使い分けをするという意味でいうと、高級服 or デリケート素材など、お気に入りの一着については、素材のプロにお任せしたほうが良いかもしれません。
ポイントは、仕上がりにご満足頂けない場合は代金は頂戴いたしません。っとのこと。逆に言うと、ほぼほぼなんとかしてくれるということになります。
高級 or デリケート服を多く扱っているので、技術的には相応のノウハウがありますが、それでもできないクリーニングってのはあったりします。それは、返金に応じているという仕組みです。
もう一つ言うと、事前に断る場合もあるそうで、それは素材が既にかなり傷んでる場合。クリーニングに耐えられない可能性がある場合は、そういう対応になることもあるそうです。
ローブ・ニシジマ社長の西嶋葉子さん。会社に名前が入っている通り、3代目社長です。創業が1936年ということで、お客さんの中にも3代にわたって利用している人も。
フルサービスの高級クリーニングとして『困った時のローブ・ニシジマ』と言ってもらえるとのこと。「困った時の」というのは、汚れがヒドイ場合ももちろんあると思いますが、どこのクリーニングに出したら良いか分からない、高級 or デリケート素材のクリーニングとして、これまでのノウハウの蓄積と言えるかもしれません。
高級クリーニングとして、一点一点丁寧に作業をするフルサービス型のクリーニング、「買った時の次に最高の状態を届ける」ということをテーマとしているそうです。
通常サービス内で、素材によってボタンをすべて外し、あとから改めて縫い合わせることもあるそうで、無駄なダメージも与えないところなど、素材のプロが丁寧に仕上げるというのが、特徴ではないでしょうか。
それはキレイにだけなったから良いというのではなくて、「買った時の状態にいかに戻すか」なので、汚れを落とすことは当然のこと、素材を傷めないのは重要なサービスの一つということのようです。
仕上がりは、ハンガー掛けや折りなど希望の状態で返しくれます。すべて折りであれば、専用の紙袋で丁寧に。素材が良ければ良いほど、メンテナンスにも十分な注意が必要です。
ちょっと高いけど、素材を熟知したプロに大切の服をキレイにしてもらうってのもパターンとしてはアリなんじゃないです?
最後に仕上がりについて。ワイシャツなどの場合は、仕上げにハンガーやたたみが選べます。あと、実際に着る時によくあるのが、来てみたら冬なのに「半袖だった」とかその逆のパターン。
その点、「ローブ・ニシジマ」の場合、買ったときみたいに「長袖」や「半袖」の表示をつけてくれます。こういった細かいところの対応は高級ならではかもしれません。
いつも着る服、ずっと着る服、大切な時に着る服は、結構使い分けしていると思います。体重の変化があるとすれば、それはジムに通うべきですが、とにかく、大切にしている服であれば、ずっと着たいものです。
もっと言うと、その服に合わせて体重を維持するってのもそれなりのモチベーション!
大切な時に着る、高級 or デリケート素材の服は一度「ローブ・ニシジマ」でクリーニングをお願いしてみてはいかがでしょうか。
ローブ・ニシジマ
フリーダイヤル:0120-127-929(月~金:9:00~18:00)
※土日祝は休みです。
◆関連リンク
・高級クリーニング ローブ・ニシジマ – 公式サイト
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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