新港町にあるステージフェリシモで、神戸から価値あるアイデアを発信・共有するための「プレゼンテーションイベント」が開催されます。
TEDxKobe 2022(テデックスコウベ2022)
2022年5月22日(日)12:30~19:00
ステージフェリシモ ホール
神戸市中央区新港町7−1
TED(テッド)は、テクノロジー・エンターテイメント・デザインの頭文字を組み合わせたもの。様々な分野で世界をリードする人々が登壇するカンファレンス形式のイベントで、「価値あるアイデアを広めよう」という理念の下、1984年にアメリカ・カリフォルニア州モントレーで始まりました。
TEDの活動は、TEDx(テデックス)ライセンスの付与によって、世界各地に広がっています。2009年以降、全世界で通算39,000回以上のTEDxイベントが、各地の独自色を出して運営されているようです。
TEDxKobeも、ライセンスを付与されて8年目。今回のTEDxKobeは「回遊」をテーマとして、9名の登壇者がプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションの後は、アフターパーティーの開催も。
登壇者
小田 真人
世界各国のルール形成に関わる多言語の情報をみえる化するウェブサービスを展開する小田真人。テクノロジーを駆使することで、一般の人が関われる「ルールの民主化」を目指している。プラスチックが世界中の海洋を汚染し、金融が世界中の企業の炭素排出量に注目する時代に、私たちは、どんなルールで社会をデザインすればよいのだろうか。一部の誰かが決めてきたルール。いま、私たちみんなが「ルールに関われる」環境が必要なのだ。
首藤 義敬
多世代型介護付きシェアハウスの管理人。「世代の異なる人々がシェアして暮らす昔の長屋のようなライフスタイルは、子育てと介護のダブルケアを担う自分たちの正解ではないが選択肢の一つになるかもしれない」との仮説を検証するため、5年前より「はっぴーの家」プロジェクトを始動。介護する人とされる人だけでなく、仕事の打合せ、子供の授業、飲み会、葬式など多種多様な出来事が行われ、トラブルが当たり前の日常はまさにカオス。 思考錯誤の中で解決できない問題をはっぴーな日々に変換している。
黒島 慶子
Webとグラフィックのデザイナーであり、醤油ソムリエール及び醤油官能検査員としても活動している黒島慶子。小豆島の醤油のまちに生まれ、醤油の香りと共に育つ。20歳のときに醤油を造る蔵人に惚れ込むと同時に、醤油など、日本にとって誇らしく感動する物事が厳しく淘汰されている現状に気づく。この「厳しい淘汰」を「おもしろい未来」に変えるべく、小豆島を拠点に全国の蔵元を訪ね続け、デザイン、撮影、執筆、講座、レシピ作りなどを行い、醤油を通じて毎日の食事を意識的に遊べる人を増やしている。
西村 周治
誰もが見向きもしないようなボロボロの廃屋を買い、DIYで修繕することを繰り返すユニークな建築集団、西村組の組長。活動のルーツは、学生時代。DIYで住んでいた激安賃貸の住まいを地上げ屋に追い出された経験から、自分でボロボロの物件を所有して作り直すことで、誰かに貸したり無料で住んでもらったりするというスタイルに辿り着く。現在の活動は、建物から拡大して「村づくり」にまで発展している。そんな彼の住居に対する独自の視点を知ることで、空き家の価値は一変する。空き家問題は本当に問題なのだろうか。
SHU
ミュージシャンとして活動していた際、動画サイトでたまたま海外の方のハンドパン演奏動画に出会い、その不思議な音色に魅了される。楽曲制作や演奏活動はもちろん、「一家に一台ハンドパン」を目標に、ハンドパンを日本でも広げるため、日本で唯一のハンドパン専門のオンラインショップ開設、初心者向けの動画講座を行っている。現在は京都府亀岡市で田舎暮らしをしながら、CDを作って売るのではなく、廃材から作られたアートフレームにQRコードを付けての販売するなど新しい活動を模索している。
久野 華子
外国語対応人材の派遣と紹介を行う株式会社トライフルの代表を務める久野華子。世界二周に加えて五十カ国を渡航した中で、そこに存在する格差を目の当たりにし、誰もがその能力に見合った報酬を得られる社会を目指すために起業を決意した。 常識とかけ離れた経営方針は、周囲の懐疑的な目線を跳ね返して大きな成功を収めただけでなく、思わぬ”ご褒美”をもたらしている。彼女の仮説は、容易に「報酬を与える立場」になり得る我々に、プラスの循環を生み出す方法を示唆してくれる。
金谷 一朗
様々な肩書きを持ち、科学・技術・工学・アート・数学(STEAM)分野の融合と教育に日夜奮闘している金谷一朗。世界遺産の保護とデジタル化を追い求め、エジプトと長崎を回遊している金谷はわたしたちが無意識に閉ざしてしまっている可能性を広げるきっかけを与えてくれる。TEDxSaikaiメンバー,TEDxDejimaStudioプロデューサ。長崎大学情報データ科学部教授、パイナップルコンピュータ代表。STEAMニュース及びSTEAM.fm制作者。
秋田 大介
神戸市役所職員として都市計画から官民連携まで幅広いキャリアを積む傍ら、数々の市民プロジェクトのサポートも行う秋田大介。 被災地支援、アートプロジェクト、NPOの立ち上げなどを通じて様々な社会課題に向き合う中で、”共感で繋がるコミュニティ”の重要性に気づく。そんな彼の経験には私たちがこれからの社会課題を乗り越えるためのヒントが眠っている。
豊永 洵子
幼少時よりダンスに触れて以来、国内外でダンサーとして活動を続けつつダンスの研究・教育を進める豊永洵子。 ダンスという非言語表現は、時に言葉の壁を越えるだけでなく、様々な情報や感情を伝え合い共感しあえるツールと考え、近年は他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを追求している。「誰にでもあるダンス」「ダンスである状態」とは何かを模索する中で、自己と他者、あるいは、空間と時間の回遊を実践している。
開催時間
2022年5月22日(日)12:30~19:00
11:30~ 開場
12:30~ セッション1
14:00~ ブレイクタイム
15:00~ セッション2
17:00~ アフターパーティ
開催場所
ステージ フェリシモ ホール(セッション1~セッション2)
TOOTH TOOTH MART FOOD HALL & NIGHT FES(アフターパーティ)
定員
150名
参加費
一般8,000円/大学生4,000円/中高生2,000円/小学生(10歳以上)1,000円(税込)
※参加費には、ウェルカムセッション、セッション1、セッション2、アフターパーティの参加費が含まれております。
申込方法
チケット購入サイトから
申込締切
2022年5月15日(日)
プレゼンテーションは日本語で行われます。
価値あるアイデアを9人から一度に聞けますので、新しいアイデアが生まれそうですね。過去の内容はホームページでみれるので、ぜひチェックしてみてください。
◆関連リンク
・TEDxKobe: Ideas worth spreading – 公式サイト
神戸ジャーナル 編集部
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