メリケンパークにできる世界一のクリスマスツリー。動く巨木に歓声あがる!感動の「あすなろの木」旅立ちセレモニー ~めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト~

そら植物園を中心とした、めざせ!世界一のクリスマスツリー実行委員会が、世界的に有名なニューヨーク・ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーよりも大きな、世界一の高さとなる生木を運び、神戸メリケンパークにクリスマスツリーとして立てるプロジェクト「めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト 〜輝け、いのちの樹。〜」を展開中です。
※世界一のクリスマスツリーとは、人工ではなく、人が届けた生木のクリスマスツリーとして根鉢を含めた鉢底から葉頂点までの植物体の全長が史上最大です。

プロジェクトに際し、11月5日(日)には、「あすなろの木」のある富山県氷見市の掘り採り作業の現場で、「そらゆめ応援団」(団長 林正之 はやしまさゆき 氷見市長)による『「あすなろの木」旅立ちセレモニー』が開催されました。

メリケンパークでどんな感じになるかの紹介記事はこちらをどうぞ。

メリケンパークに『世界一のクリスマスツリー』が誕生するみたい。全長約30メートルの「あすなろの木」

2017年10月6日

『「あすなろの木」旅立ちセレモニー』は、氷見を離れ、神戸にて輝く「あすなろの木」を励まし温かく送り出そうと、地元の住民約80名ほどで構成された「そらゆめ応援団」が主催し、晴天の中、応援団長の林正之氷見市長や、プラントハンター西畠清順さん、神戸市の代表者らも出席し、地元の園児によるオリジナル応援歌「夢をのせて」の歌唱披露もあり、プラントハンター西畠清順さんも、地元のアコースティックデュオ「アコースティックボーイズ」と共にギター伴奏を行いました。

作業現場では、輸送される「あすなろの巨木」が、60トンのラフタークレーン2台と25トンのラフタークレーンにより、新幹線やロケット輸送に用いられる特殊トレーラーへの積載が行われ、動く「あすなろの巨木」へ「がんばれ!がんばれ!あすなろの木!」と園児たちから大きな声援が送られ、会場に集まった氷見市の住民らからは、驚きの声があがりました。

いよいよ大詰めを迎えた人類至上最大の樹木輸送は、11月9日(木)深夜に、富山県氷見市の山中を出発し、陸上輸送を行った後、伏木富山港を出航後、日本海から瀬戸内海を経て1,100km以上の距離を移動し、11月13日(月)に神戸港へ到着、11月17日(金)に神戸メリケンパークにて植樹されます。

出席者コメント
プロジェクト代表 西畠 清順さん(そら植物園代表) ここまで長かったです。この木を見つけてから、今日まで足掛け4年。構想を考えて、世界を驚かすような夢のあるようなプロジェクトをしたい。植物を運ぶ仕事が夢のある仕事、夢を運ぶ仕事だってことを伝えたくて、構想してから神戸にたてるまで紆余曲折たくさんあって、神戸の方が全力で受け入れて下さり、氷見の方が全力でサポートしていただき、ようやく全てが整って、今の時間を迎えることができている。
この瞬間を皆さんと一緒に過ごせているということが何よりすごく嬉しいです。この一つの僕の思いつきを、思いついた4年前、僕は一人でした。
一人で木を運んで、世界を驚かせてやるって思って、それからだんだん、みなさんと交流をしてできたご縁が整ってきて、こうやって今この瞬間に立ち会える、一緒にこの瞬間を喜べる、あすなろの木へ「行ってらっしゃい」と言えるこの環境がなにより嬉しいです。
まだまだこれが旅の始まりです。今日まで、なんでこんなに大変なんだろうというような嵐に2回もあって。特に、この「あすなろの木」を掘り出した日。それから、11月4日もそうです。本当に大変でしたが乗り越えてきて、ここからようやくスタート。まだまだこれからあすなろは、長い道のりがあります。トラックに乗せて、一刎から峠を下り、港まで。その後、港から1000km以上、日本列島を半周して神戸まで行きます。まだまだ気が抜けないと思っているところですので、皆さん応援をお願いします。
氷見市長 林 正之さん 「あすなろの木」の出発式ということもあり、大事な娘を嫁にやる様な、少し寂しい気持ちもしますが、神戸へ旅して世界一のクリスマスツリーになるということで、送り出したいと思います。無事に神戸に到着して、阪神大震災の復興を遂げた神戸で、復興のシンボルとして多くの人々を照らして欲しいです。
氷見市議会議長 嶋田茂さん 氷見で、あまり目立たなかった木が、神戸港で世界一輝く木になるということで嬉しく思います。神戸市側へバトンタッチして、復興のシンボル、将来に向けてのシンボルとなる素晴らしい木になって欲しいと思います。
神戸市経済観光局 局長 小原一徳さん 神戸の港が世界に開かれて、今年で開港150年を迎えています。この記念すべき年に、氷見の地で育った推定樹齢150年の「あすなろの木」で神戸の地に世界一のクリスマスツリーを立てようというプロジェクトによって、神戸市、氷見市の名前を全国へ向けて、世界へ向けて発信できればと思っています。このプロジェクトを形容する言葉「前代未聞」、「空前絶後」いろんな表現があると思うのですが、この一大イベントが無事に大成功に終わることを期待しています。

「あすなろの木」トレーラー積載の様子

そらゆめ応援団が「めざせ!世界一のクリスマスツリー」オリジナル応援歌を歌う

プラントハンター 西畠清順さん あいさつ

そらゆめ応援団 団長 林 正之 氷見市長 あいさつ

ちなみに、氷見市は富山県西部に位置していまして、地図ではここです。

めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクトとは
プラントハンター西畠清順が、世界的に有名なニューヨーク・ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーよりも大きな、世界一の高さとなる生木を富山県氷見市から運び、神戸メリケンパーク(兵庫県神戸市中央区波止場町)にクリスマスツリーとして立てるプロジェクトです。
10月20日より、「あすなろの木」が見つかった富山県氷見市で掘り採り作業を開始。木を掘り出した後、枝を絞り養生を行う等の作業を行なった後、巨木を輸送できる状態にします。11月5日(日)には、地元の方々による「あすなろの木」旅立ちセレモニーが開かれました。その後「あすなろの木」は11月9日(木)深夜に、新幹線やロケット輸送に用いられる特殊車両と大型船を使い、伏木富山港を出航後、日本海から瀬戸内海を経て1,100km以上の距離を移動し、11月13日(月)に神戸港へ到着、11月17日(金)に神戸にて植樹されます。12月1日(金)に内覧会、12月2日(土)にはオープニングセレモニー、そしてイベント期間中はさまざまなクリスマスマーケットや飲食店が登場し、音楽イベントなども予定しています。

阪神・淡路大震災の鎮魂の想いから始まり、毎年300万人以上が来場する神戸ルミナリエと同時期に開催することで、復興した都市として、神戸から東日本大震災や熊本地震などの被災地への鎮魂、そして復興と再生の象徴として、日本のみならず世界へ、未来に向けた希望のメッセージを送ります。

イルミネーションは最小限のエネルギーと自然の風を利用した有機的な演出を予定しており、メッセージ型の反射材オーナメントに参加者が未来へ向けた夢や希望のメッセージを書き込むと、毎週末のイベントとしてそれらをツリーへ飾りつける予定となっています。

富山県氷見市の山より、日本列島を半周して神戸港へ。世紀の巨木輸送が遂にはじまります

輸送スケジュール
10月20日(金)掘り採り開始
11月09日(木)伏木富山港出発
11月13日(月)神戸港到着
11月17日(金)神戸メリケンパークにて植樹式

イベントスケジュール
11月17日(金)植樹式
12月01日(金)関係者内覧会
12月02日(土)オープニングセレモニー
12月02日(金)~12月26日(火)クリスマスツリーイベント

◆関連リンク
めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト – 公式サイト
そら植物園 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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