88年目となる『垂水廉売(れんばい)市場』の営業終了予定が2022年3月予定ということだったので、現在の様子をみてきました。
2021年の年末に足を運んだ時より、閉店・移転の貼り紙やシャッターの降りているお店が増えている印象です。
神戸市垂水区神田町
最新の情報では2022年6月に「明け渡し」が必要となっているようで、もともとの予定より工事の進行が後ろ倒しになっているみたいです。
ほとんどのお店はすでに閉店や移転をしていますが、歴史のあるこの場所に足を踏み入れることができるのは今だけなので、買い物の用事がなくても様子を見に来る人もいるみたい。
お総菜などを販売していた「佐向商店」も2月18日で閉店したようです。「64年」という文字を見ると閉店の重みを感じずにはいられません。
魚屋の「木下水産」も2月末で閉店。鮮魚以外はまだ少しだけ取り扱いをしているみたいですが、3月末で完全にお店を閉める予定だそうです。
閉店のタイミングは、各店主さんがそれぞれ決定しているようで、2021年のうちに、と閉店を決めたお店も多かったようです。
お花屋さん「花工房 俊水」もその1つ。店舗ごとの貼り紙を見ていると、店主さんの人柄が垣間見えるものもあってなんだか寂しくなりますね。
今回の再開発エリアの対象区域は、他に「垂水センター街」「垂水銀座通り」「垂水一番街」の各商店街の一部が含まれています。
垂水廉売市場の入口両サイドにある「マル井パン」や「ミカゲヤ」なども対象エリアになっていますが、まだ閉店の貼り紙などはされていませんでした。
向かい側の「匠整骨鍼灸院」は2月22日で閉店したみたいです。垂水センター街を歩いていると、他にも閉店や移転の貼り紙がされているお店があります。
取り壊しは6月の引き渡し後になるので、周辺の様子がガラッと変わるのは秋以降になりそうですね。
周辺の再開発計画については以前ご紹介しています。
このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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