2024年の確認調査で出土した壺
画像:西宮市Webサイトより
再整備が進められている西宮市の「西宮中央運動公園」で、2024年秋に行った埋蔵文化財の確認調査で貴重な遺物が多数出土したため、事業スケジュールが大幅にずれこむことになったそうです。
西宮市河原町2-7
老朽化進む体育館・陸上競技場などを更新
画像:西宮市Webサイトより
西宮市は、市南部市街地における貴重な緑の空間かつ、中央体育館や陸上競技場とあわせて、西宮市のスポーツ・レクリエーション活動の拠点となっている「西宮中央運動公園」の再整備を計画しています。
画像:西宮市Webサイトより
老朽化が進む中央体育館や陸上競技場の早急な更新に加えて、中央体育館は避難所にもなっているため、災害時の活動拠点としての機能拡充も急務です。
こうした課題を解決し、市民にとって魅力的な公園になるように再整備していきます。
今夏から「本発掘調査」、各施設オープン時期に遅れ
新中央体育館や新陸上競技場スタンドの建設に先立ち、2024年秋に埋蔵文化財の確認調査を行ったところ、貴重な遺物が次々に出土したそうです。古墳時代から近世に属する遺物なんだとか。
埋蔵文化財は重要な歴史遺産で、法律によって保護され、本来はそのままの状態で保存する「現状保存」が望ましいとされています。
ただ、新中央体育館や新陸上競技場スタンドの建設予定地に遺跡があるため、工事の前に法的な手続きが必要に。工事などで遺跡が壊されることが避けられない場合は、発掘調査を行い、遺跡の記録保存をすることになるそうです。
今回の再整備事業では、建設工事前の最終段階の調査「本発掘調査」を実施することにしたそうです。
本発掘調査は2025年7月ごろから2年かけて実施予定。その間、施設の建設工事などがすべて止まるわけではなく、可能な範囲で並行して進めていくとのこと。
ただ各施設のオープン時期は当初予定より大幅に遅れることになり、新陸上競技場は「約1年」、新中央体育館は「約2年」、公園全体では「約3年程度」遅れる見込みです。
画像:西宮市Webサイトより
5月時点の最新のスケジュールはこんな感じ。2025~27年度に「本発掘調査(1期)」があり、その間、26~27年度に「新陸上競技場」を整備して28年春ごろに供用開始予定。
「新中央体育館」は27~29年度に整備して、29年春から利用できるようになる予定。
公園の全面供用開始は「2031年度末(2032年3月ごろ)」と、結構先になるみたい。
西宮市は「現地説明会」の開催や「郷土資料館」での展示を検討していて、決まり次第、市Webサイトでお知らせするそうです。気になる人は西宮市Webサイトをチェックしてみてください。
◆関連リンク
・西宮中央運動公園(体育館・テニスコート) – 西宮市公式サイト
2032年ってうちの子供もう大きくなるけど。。前のままでも十分やったし。せめて、市民プールを作って欲しい。この公園に昔はあったらしいし。土木会社の人達の為に考えた計画なんやろうな。完成図みたら、シーンってなったもん。でも、土木の人達は8年間も仕事が保証されて嬉しいはず!公園利用者には関係ないけど、それでいいんだろうな。