街の木々が色づき始め、秋風が心地よい季節。のんびり読書を楽しみませんか。
神戸には、読書にふけることのできる魅力的なブックカフェがたくさんあります。
おいしいコーヒーや紅茶を片手に一人静かに楽しんだり、友人と本について語り合ったり、それぞれのスタイルに合った空間が見つかるはずです。
今回は、趣の異なるブックカフェを3つご紹介します。
最初にご紹介するのは、阪神・JR元町駅より北へ約8分ほど歩いたところにある「TEA & library CORENOZ(コリノズ)」です。
本好きの店主、池田さんが「リラックスしながら本とお茶を楽しめる場所にしたい」との思いから、2002年にオープンしました。
グリーンを基調とした柔らかい雰囲気の店内には、写真集や画集、絵本、雑誌、小説など、約900冊の書籍が並びます。
美しい写真やイラストが満載のビジュアルブックも豊富にそろっているので、普段本を読まない人でも楽しむことができます。
メニューには、スコーンやキッシュ、自家製ケーキなど、本のお供に手軽に食べられるスイーツがならびます。日替わりのスーププレートセットは、しっかりと食事をしたい方におすすめ。
ドリンクメニューには、コーヒーや紅茶、チャイ、カフェインフリーのハーブティーなどがあります。
おひとりさまのお客さまも多く、ランチタイムにはスーツを着たビジネスマンの姿も。
スコーンとフレンチトースト
今回、筆者はフレンチトーストを注文。
静かな店内で、窓から差し込む柔らかな光を浴びながらいただくフレンチトーストは、しっとりとしたパンの食感とアイスクリームの程よい甘さが絶妙。
まるで本の物語の世界へ誘われるような、そんな贅沢なひとときでした。
店主の池田さんオススメの本は、写真家REGI RELANGの「30 Jahre Mode Paris」。
1950年代から80年代のファッションの歴史を紹介した写真集です。ドリンク片手にゆっくりと眺めてみるのにぴったりな一冊です。
「普段は手に取らない本を選んで、新しい発見をしてもらえたら」と語る池田さん。
おいしいドリンクやお食事と一緒に、読書タイムを過ごしてはいかがでしょうか。
TEA & library CORENOZ
住所 神戸市中央区中山手通4丁目1-11
TEL 080-4986-0619
公式インスタグラム https://www.instagram.com/corenoz/
続いてご紹介するのは、阪急六甲駅から神戸大学方面に向かって坂道を15分ほど登ったところにある「ink BOOKS & COFFEE」です。
閑静な住宅街の中に、ひときわ目を引くおしゃれなお店。学生を中心に運営されており、現在は金・土曜日限定でオープンしています。
営業日以外は会員制のコワーキングスペースとして活用されたり、イベントが開催されたりと、地域に根ざしたコミュニティスペースとしての役割も担っています。
天井まである大きな本棚には、ぎっしりと書籍が並びます。
大きな窓際のソファ席、集中できるカウンター席、グループで利用できるテーブル席など、様々なタイプの座席が用意されており、それぞれのスタイルでくつろぐことができます。
筆者は、読書タイムを堪能すべく、本棚裏奥の座席を確保。
読書のお供には、こだわりのコーヒー豆を使用したアイスカフェラテとスイーツをいただきました。
クランベリースコーンとカフェラテ
本は、小説から雑誌、写真集など幅広いジャンルが用意されています。広々した座席と店内に流れる音楽に身をゆだねながら、読書を楽しむことができました。
Wi-Fiが完備されているのも嬉しいポイントです。
店内のあちこちにあるイベントのお知らせ
コーヒーの飲み比べやシネマトーク、異分野交流など、多彩なイベントも開催されています。
会員になると、コワーキングスペースとして24時間自由に利用できます。コーヒーチケットがもらえるお得な特典も。
思わず通いたくなるコミュニティカフェ。さまざまな使い方ができそうです。
ink BOOKS & COFFEE
住所 神戸市灘区六甲台町6丁目20 2F
公式インスタグラム https://instagram.com/ink_booksandcoffee/
最後にご紹介するのは、阪神・JR元町駅から南へ3分ほど歩いたところにある「書庫バー」です。
8席ほどのこじんまりした店内は、どこか懐かしい雰囲気。書棚には、アート、デザイン、写真集など、幅広いジャンルの書籍がぎっしりと並び、まるで秘密の書斎を訪れたような気分に。
落ち着いた照明の下、しっぽりお酒と読書を楽しむことができる大人の隠れ家的なお店です。
テーマに沿ってお気に入りの本を持ち寄り紹介し合うイベントや、古書とワインがテーマのイベントなども開催されています。
普段は手に取らないような本との出会いや、他の読書好きの方との交流を通じて、読書の楽しさを再発見できるでしょう。
蔵書の貸し出しや、訪れた人が自由に何でもかけるノートの設置も
神戸ならではのドリンクや本が楽しめるのもポイント
書庫バーでは、神戸市兵庫区にあった「ツルヤ食料品研究所」が2007年まで製造・販売していた清涼飲料水「ネーポン」の味を復活させたネーポンシロップが置かれています。
神戸にまつわる書籍を片手に、神戸ならではの飲み物を楽しむ乙な読書体験をぜひお楽しみください。
大丸神戸店近くのレトロなビルの2Fにあります
書庫バー
住所 神戸市中央区三宮町3丁目1-16
TEL 078-331-2633
公式インスタグラム https://www.instagram.com/shokobarkobe/
今回ご紹介したお店以外にも、神戸の街にはユニークなブックカフェがたくさんあります。
お気に入りの空間を見つけて、読書に没頭してみませんか。
【取材・文】FeelKOBE編集部 前原 由芽
株式会社merchu在籍。全国の自治体や企業の「企画広報室」としてWebやSNSを活用したブランディングおよびマーケティングを手がけている。また、自社メディアブランドKobecco (Instagramフォロワー:3.5万人以上)を展開し、兵庫・神戸の魅力発信を日々行なっている。
神戸公式観光サイト Feel KOBE
神戸の観光スポットやイベント情報、コラム記事など「神戸旅がもっと楽しくなるコンテンツ」を発信しています。
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