神戸市が「Uber Eats」との連携事業を開始。新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店・家庭を支援

神戸市と料理宅配サービス「Uber Eats」が事業連携を行い、「Uber Eats(iPhone版 / Android版)」を活用して、新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店や家庭を支援する『Uber Eats + KOBE』を実施するそうです。

利用者が新たなキャンペーンを受けられるということではなく、新たに導入を検討する飲食店に向けた連携事業です。

具体的には、中小規模の飲食店を対象にして、Uber Eatsを使った「店頭でテイクアウト」できる神戸市内エリアの拡大や、対象店舗の初期手数料の支払いの免除などが行われます。

実施期間
2020年4月13日~2020年7月12日の3ヶ月間
※状況を見ながら期間の延長も検討

対象
市内における中小規模の飲食店(店舗数が20店未満に限る)560店舗+新規参加店
※神戸市からの助成については、中小企業基本法第2条に規定する中小企業者も含む

支援策
Uber Eats)
・当面の間、「レストランパートナー」の初期手数料の支払い免除。
・4月13日~5月10日の間、「注文者」がUber Eatsのアプリ内で受けられる割引(プロモーションキャンペーン)について、通常時においては「レストランパートナー」が負担する費用(注文1件あたり100~500円)を助成。
・これまで市内6区(東灘区、灘区、中央区、兵庫区、長田区、須磨区)だったサービス提供エリアを拡大し、北区、垂水区、西区において「お持ち帰り」(店頭でのテイクアウト)のサービスを開始。
・3ヶ月の期間中、「レストランパートナー」のUber Eatsの「お持ち帰り」サービス利用にかかる手数料を約4割減免。
・オンライン説明会の実施(感染拡大防止の観点から、説明会からサービス導入までオンラインで完結する仕組みを構築)を検討。
(神戸市)
・「注文者」がUber Eatsのアプリ内で受けられる割引(プロモーションキャンペーン)について、通常時においては「レストランパートナー」が負担する費用(注文1件あたり100~500円)を助成。
※5月11日から7月12日まで延長
・本事業をPRすることで、市内の就労者が「配達パートナー」という働き方を検討する機会につなげる。

プロモーションキャンペーンの仕組み
各飲食店が設定したキャンペーン(割引)コースに応じて、注文者が1件あたり100円~500円の割引を受けることができるキャンペーン。飲食店は、Uber Eatsからのメールで案内される入力フォーム上で、キャンペーンの利用の有無と、注文額に応じた割引額のコースを選択。※通常時は割引額全額を飲食店が負担
飲食店は、以下のキャンペーン(割引額)のコースから1コースを選択します。

 【注文額】     →  【割引額】
1,000円以上  →   100円
1,500円以上  →   200円
2,000円以上  →   300円
3,000円以上  →   500円

安全への取り組み
・「配達パートナー」と「注文者」が接触することなく商品の受け渡しが行える「置き配」機能をアプリに追加。
・「レストランパートナー」と「配達パートナー」に対し、コロナウイルスの拡散を防ぐための基本的な注意事項をアプリ内のメッセージとして送り注意喚起。
・「配達パートナー」の配達マナーや自転車運転マナーについての啓発。


通常は対象店舗が負担する「割引キャンペーン」の費用も、神戸市が助成するということで、キャンペーンを行う店舗も増加するのではないでしょうか。

神戸で「Uber Eats」を利用してテイクアウトできるエリアも広がり、飲食店の料理を自宅でより気軽に楽しめるようになりそうです。

飲食店と消費者をつなぐ神戸市の事業連携は、こちらにも紹介しています。

神戸市が食品ロス削減に向けた取り組みを始めてる。フードシェアリングサービス『TABETE』や市内パン事業者と連携

2020年4月10日

◆関連リンク
神戸市 – 公式サイト
Uber Eats – 公式サイト

 

この記事を書いた人

ユカコ

気付いたら一人で六甲ケーブルに乗っていました。

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1 個のコメントコメントを残す
  • けろぴよ

    ポートアイランドにも宅配してください!!!

    2020年4月20日5:17 PM 返信する