ラスベガスで開催された世界最大のテクノロジー見本市『CES 2020』に行ってきた。神戸からはアシックスが初出展

ライター:ひかり

毎年1月にアメリカ、ネバダ州ラスベガスで開催されるテクノロジー見本市『CES(シーイーエス)』に行ってきました。

GoogleやAmazonなど、世界の一流企業がこぞって出展する電子機器の見本市となってまして、大手企業からスタートアップまで世界中から4400社以上が出展し、17万人以上が来場するイベントです。今年は「CES 2020」と題し、1月7日から10日の4日間開催されました。

CESを見れば、最新の家電やIT機器が分かる!という感じのイベントで、試作品「プロトタイプ」の出展も多いです。


3150 PARADISE ROAD, LAS VEGAS, NV 89109

メイン会場はラスベガスコンベンションセンターを中心とする「Tech East」と呼ばれるエリアです。

会場はSonyやLG、Panasonicなどの大手家電メーカーや自動車メーカーが出展する「Tech East」、スタートアップが集う「Eureka Park」がある「Tech West」、そして「Tech South」の3エリアに分かれ、総面積は東京ドーム約6個分にも及び、1日ではとても回りきれない広さです。

Googleはメイン会場正面の広場に巨大なブースを2棟建て、展示を行ってました。Hey Google!

今回、日本からは約70社が出展。大手企業が集う「Tech East」では広いスペースを使った大掛かりな演出が目立ちます。

パナソニックは、東京五輪を前面に打ち出した演出で、「TOKYO 2020」の公式マスコットキャラの姿も。思わず写真を撮りたくなります。

展示されていたのは8Kスーパーハイビジョンレコーダー。ついこの間まで「4Kがすごい!」とされていましたが、すっかり8Kの時代となったようです……(取り残された感)。

続いてオムロン。私たち一般消費者にとっては体温計のイメージが強いオムロンですが、CESではコア技術であるセンシング技術をいかした第6世代の卓球ロボット「フォルフェウス」が登場。

写真中央少し右にあるスパイダーのようなものが卓球ロボットです。動画がありました↓↓

卓球ロボットはもちろん、「第6世代なのか」ということにも驚きです。。第5世代までのをそもそも知らなかった。たまに、ボールが外に飛び出して来場客の体をかすめてました。ナイスサーブ!

ロボットの動きですが、多分結構強いんじゃないでしょうか。やってみないと分かりませんが。普通のラリーは完璧にこなしている様子です。

次は場所を移して「Tech West」。スタートアップが集まるエリア「Eureka Park」では、単独でブースを構える企業のほかにも、国ごとで集まり「◯◯パビリオン」として出展するケースが年々増加傾向にあるんだとか。

さながら国ごとの「IT勢力図」の縮図を見ているようです。入場ゲートでは、スタートアップ独特の熱気が感じられます。

エマニュエル・マクロン大統領が「フランスをデジタル大国にする」と宣言したことが記憶に新しいフランスからはなんと160社が出展したそう。近年、勢いがあると話題のフレンチテック。

こちらは日本でいう「お薬手帳アプリ」的なサービスを開発している企業。これなら使いたい気もする。

アイデアはもちろん、「かわいー!」と思わず足をとめてしまうデザイン性もフレンチテックの魅力なのだと再確認。

一方、イタリアはこんな感じ。もはやなんの展示か分からないイタリアパビリオン。

イタリアだけではなく、他のエリアのブースでも飲み物や食べ物を提供している企業をちらほら見つけました。CESは企業の真剣な展示の場であると同時に年に一度のお祭りでもあるのです!

気になる日本からはスタートアップ29社が集まり、「J-Startupパビリオン」として注目を集めていました。会場の中でも盛況さが目立っていたようにも思います。

昨年の10社から今年は約3倍にスペースを拡充。日本も各社に負けずに頑張っていますね。

ところで、「神戸から出展している企業はあるのかしら……」と探したところ、ありましたー!

今回CESに初出展したアシックスです。

言わずもがな、アシックスは神戸に本社を構える、スポーツ用品のグローバルカンパニー。昨今、アシックスはコア戦略の1つに「デジタルを通じたスポーツライフの充実」を掲げ、ITの活用に力を入れているんだとか。

ブースは「ASICS ENERGY RESEARCH LAB」をテーマに、no new folk studio(nnf)と開発中のスマートランニングシューズのプロトタイプおよび、フォーム解析システムを展示していました。実際にシューズも着用できたりする体験型の展示です。

プロトタイプのスマートシューズ。これを着用し、トレッドミル(ランニングマシン)上を走行するだけでフォームのクセを教えてくれます。

シューズのインナーソールに搭載されたセンサーが走行中の速度や足の運びを追跡し、そのデータとアシックススポーツ工学研究所の知見を組み合わせによって導き出されるそう。

海外の記者さんがトライ中です。このシューズは2020年に発売目標とのことです。

アシックスのみならず、ナイキやアディダスといった他のスポーツメーカーもこのようなIT活用を進めています。特別な施設でなくても誰でも手軽にフォーム解析ができるようになると、技術向上の助けになるだけはなく、怪我の防止にも役立つなどスポーツシーンがまた大きく変わりそうですね。

CESという世界の祭典で神戸発の企業の活躍を見れたことは嬉しい体験。今後の開発も楽しみです!

◆関連リンク
CES – The Global Stage for Innovation – CES 2020 – 公式サイト

ひかり
ライター:ひかり
最近「Apple Music」はじめました(遅)
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