寒くて家の中にこもりがちの冬。サクッとどこか行きたいけど、冬のおでかけスポットって意外と少なくないですか?
今回は、たった1.5時間で「冬の絶景」と「新鮮な海の幸」が楽しめる、ある場所を街ブラしてきました。その地はなんと本州最北端の地…青森県!
実は、神戸の空の玄関口 「神戸空港」から直行便で青森空港に行ける んです。
1~2時間なら、県内の丹波篠山などにドライブに行く感覚で。意外と気軽に行けちゃう青森県の魅力をまとめてご紹介していきます。
Index
● 着いたらまずは海鮮ランチでしょ
● 贅沢空間で癒しのホテルステイ
● 朝の雪景色は圧巻!贅沢モーニングブッフェも
● 青森市内で爆買いりんご祭り
● 地元民おすすめの青森土産
● 青森駅周辺&アクセス情報
着いたらまずは海鮮ランチでしょ
JR青森駅から徒歩5分という好アクセスにある『青森魚菜センター本店』。
建物内には数多くの鮮魚店が立ち並んでおり、オリジナルの海鮮丼「のっけ丼」が作れる地元の人も立ち寄る市場です。
テレビなどで、グルメリポーターがよくやってる白ご飯を持って、好きなネタを好きなだけのせていく贅沢なあれが体験できます。
基本的にはチケット制になっていて、今回は10枚2000円のチケットを購入。早速、チケット1枚で白ご飯と交換し海鮮を選んでいきます。
やっぱまずはマグロ!青森と言えば、大間のマグロですよね。「中とろ大盛」でチケット2枚。
市場のおっちゃんは、とても気さくで「キレイに見えるように盛り付けるね~」「やっぱマグロはいいよね~」と。一気に青森にきたー!!という実感がわいてきます。
完成した「のっけ丼」がこちら。中とろ・ホタテ・雲丹・白子・生エビと贅沢尽くし。さらに生ガキも注文して、イートインコーナーでいただきます。
白子がとろけるように美味しい!雑味・臭みゼロで、海の幸を口いっぱいかみしめます。
せっかくなので、白子とトゲクリガニというものをお土産に。「トゲクリガニ」は、いわゆる毛ガニの仲間で青森県の陸奥湾で漁獲されます。毛ガニよりも少し小ぶりで、漁獲量が少なめということもあり、なかなか県外に出回ることは少ないんだとか。
お腹を満たして本日のホテルがある十和田市へ向かう道中「三本木稲荷神社」を発見。真っ白な雪景色の中で、朱色の鳥居が映えますね。
せっかくなので、旅の安全を祈願して少しだけ立ち寄ります。
御朱印帳を持ってきていましたが、残念ながらこちらでは御朱印は無いとのことで、お参りだけして失礼します。
贅沢空間で癒しのホテルステイ
本日宿泊するのは、星野リゾートの『奥入瀬渓流ホテル』。
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)沿いにあるリゾートホテルで、入ってすぐ目の前のラウンジスペースに現れる、暖炉「森の神話」と壁一面の雪景色は圧巻の一言。
周辺にはスキー場が多く、家族連れのスキー客や美しい日本の自然を満喫しに、インバウンドのお客様も多いそう。
渓流ツインルーム 半露天風呂付
宿泊するお部屋はこんな感じ。お部屋にも露天風呂があり、八甲田山から湧き出る優しい肌触りの温泉でいつでも湯あみができます。
早速、本日のディナータイム。ホテル内にあるフレンチレストラン「Sonore(ソノール)」でコース料理をいただきます。
まず乾杯と前菜は、奥入瀬渓流沿いに数基だけあるかまくらで。川の音が心地いい。
この冬から雪景色とともに食事ができるようになったばかりだそうで、特別な防寒着・電気毛布のようなブランケット・イスにも温かいマットと、至れり尽くせりで、寒さを感じることなく楽しめます。
2品目に進む前に館内のレストランへ。青森ヒバのぬくもりを感じる空間で続きのお食事をいただいていきます。
コースは全10品。地産の海鮮が中心で、アレルギーの方や妊婦さんに配慮したメニューなども相談に乗ってもらえます。
こちらは鯖をつかった料理。玉ねぎソースとともにいただきます。
お昼に食べた豪快な「のっけ丼」とは違って、見た目の美しさとともに海の幸を満喫していきます。おすすめのワインなどもペアリングで出してくれますよ。
食後のデザート「タルトタタン」は、4日間かけて作られており、丸々1個のリンゴを使用しているそう。
甘すぎることもなく、爽やかでりんごの香りが口いっぱいに。これは、青森でしか食べられない味わいです。
コースはボリュームもしっかりで、男性でも十分満足できそうですよ。満腹になったら夜のアクティビティへ。
約45分間の「氷瀑ツアー」。大型バスで20分ほど街頭の無い山道をバスのヘッドライトのみで進んでいくと、「馬門岩(まかどいわ)」と呼ばれるところに大きな氷瀑(滝が凍ったもの)があります。
特別保護地区に指定されている「十和田八幡平国立公園」の中に位置し、これまで夜間は見られなかった「夜の氷瀑」を国の協力を得て、環境負荷を考慮した形で5分間のみ鑑賞できる星野リゾート宿泊者のみのアクティビティ。
こちらは、渓流内にある滝群の中で最下流に位置する「千筋の滝」。こんなに寒い中でも川は流れているから不思議ですよね。
ちなみに、清流の水源は「十和田湖」です。日本で3番目の深さ(326.8m)を誇り、外周は山手線1周と同じくらいあります。湖に東京タワーがほぼほぼ沈むくらい。
こちらもライトアップの時間は5分ほど。夜9:00台のツアーに参加しましたが、当日予約は難しいほど多くの人が参加する人気のアクティビティのようです。
冷えたからだを温めに最後は大浴場へ。奥入瀬渓流を見下ろす露天風呂は冬の間だけ、氷瀑を再現した「氷瀑の湯」を体験できます。
顔にあたる雪が冷たくて心地よく、いつまででも浸かっていられそうな癒しの時間。
「氷瀑の湯」が楽しめるのは、2022年12月16日(金)〜2023年3月26日(日)の期間です。
いいですよね…青森。47都道府県の中で最後に到達したのが青森。こんなにいいとこだとは…。最後にして損した!
奥入瀬渓流は冬はあるき辛いので、青森駅から青い森鉄道で二十分の浅虫温泉オススメします。記事中にもありましたが雪道の運転しなくても駅から近いし陸奥湾の雪景色見ながら温泉…いいですよ!