神戸市が4ヵ所目の「宿泊療養施設」を設置するそう。8月下旬からはポーアイの療養施設で「抗体カクテル療法」を実施へ

神戸市が、新型コロナウイルス第5波による感染急拡大を受けて、重症化予防に向けた取り組みを進めています。

宿泊療養施設「ニチイ神戸ポートアイランドセンター宿泊棟」では、8月下旬から、海外での治験で重症化リスクが約70%減となった「抗体カクテル療法」が行われるそうです。

また、兵庫区のホテル『サンルートソプラ神戸アネッサ』が、宿泊療養施設として8月20日(金)から追加されます。

各療養施設では、早期の往診・治療に向けて医師の体制を強化。各保健センターには、自宅療養者の健康観察のため、看護師などによるフォローアップチームを配置するようです。

宿泊療養施設の新規開設
【場所】サンルートソプラ神戸アネッサ
【室数】138室(4施設合計で436室確保)
【開設日】2021年8月20日(金)予定

宿泊療養施設の医療的ケア体制の拡充
症状が進行しつつある入所者に対して、重症化予防を目的として早期に往診・治療などを行うため、神戸市医師会・中央市民病院などの協力を得て、医師の体制を強化。
・ニチイ神戸ポートアイランドセンター宿泊棟 : 兵庫県立災害医療センター/中央市民病院(8月16日から)
・東横INN(神戸三ノ宮駅市役所前/神戸三ノ宮Ⅰ): 神戸市医師会(8月17日から)
・サンルートソプラ神戸アネッサ : 神戸市保健所(開所日から)

 

 

抗体カクテル療法の実施
【使用薬品】中和抗体薬「カシリビマブ及びイムデビマブ」(商品名 : ロナプリーブ)
・コロナ治療薬として7月19日特例承認(承認4例目)
・重症化リスク(入院・死亡リスク)が約70%減(海外での治験)
【場所】ニチイ神戸ポートアイランドセンター宿泊棟
【協力医療機関】中央市民病院
【対象者】軽症・中等症Ⅰ以下の重症化リスク因子のある入所者のうち症状が進行しつつあるなど医師が重症化の可能性があると判断した方
【開始時期】2021年8月下旬(調整ができ次第速やかに実施)

保健センターへ自宅療養者フォローアップチームを配置
・各保健センターに合計15名体制で看護師などを配置し、自宅療養者の健康観察を毎日行い、症状悪化に対して、早期対応することにより重症化予防を図る。
・自宅療養者に対しての健康観察行うフォローアップチームを、土日祝含めた毎日【8:45〜17:30】に配置する。

現在の入所状況(8月17日(火)18:00時点)

病床や医療体制の確保が進み、必要としている人へ、十分な医療が提供されるように期待したいところです。

 

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神戸ジャーナル 編集部

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