兵庫県庁舎の建て替えで「民間ビル」に機能移転へ。六アイ・三宮・兵庫の4カ所、通勤手当などで人件費は増加見込み

兵庫県庁舎 兵庫県庁 移転 仮移転

耐震性不足による建て替えのため、解体が予定されている「兵庫県庁舎」の1・2号館。新庁舎が完成するまでの業務を行う場所として、六アイなどにある民間ビルなどに機能を分散して仮移転するそうです。

工事中は県庁機能を分散して仮移転

兵庫県庁舎を巡っては、築50年超がたち老朽化が進んでいることに加え、阪神・淡路大震災で受けた被害から耐震性も不足している状況でした。

コロナ禍の流行や人々の働き方が変わったこと、建設費の高騰などで何度か構想が見直しされましたが、整備費810億円を投じて耐震基準を満たさない建物を解体し、新庁舎や県民会館を一体整備していく計画です。

県庁舎の建て替え計画は、予定では今年4月から基本計画を検討し、来春に基本設計に移行、建設と進み、完成は「2030年代の前半」を見込んでいます。

解体工事中は近隣や民間オフィスに、県庁機能を仮移転します。

建物名入居部局
兵庫県第3号館県議会事務局/総務部/企画部/財務部/環境部(水大気課一部)/出納局
※一部は別の建物に移転
兵庫県生田庁舎総務部(市町振興課、教育課)/企画部(SDGs推進課)/土木部/収用委員会事務局
兵庫県公館総務部(儀典室)
兵庫県職員会館総務部(職員課、県民情報センター)
兵庫県災害対策センター危機管理部
兵庫県東灘庁舎教育委員会事務局
(一部は神戸ファッションマートに移転済)
兵庫県中山手庁舎人事委員会事務局/労働委員会事務局

県有施設などでは、知事・副知事室や官房機能(総務部、企画部、財務部)などは「兵庫県第3号館」に、危機管理部との連携が特に必要な土木部は「生田庁舎」に配置されます。

今年5月ごろから来年2月ごろにかけて、順次移転していくみたい。

建物名入居部局
三宮国際ビル企画部(統計課)/保健医療部
NTTドコモビジネス神戸大開ビル福祉部
六甲アイランドビル県民生活部/産業労働部/農林水産部/環境部(水大気課一部除く)/まちづくり部/出納局(工事検査室)/企業庁/病院局
神戸ファッションマート財務部(税務課)/監査委員事務局/教育委員会事務局(福利厚生課等)

民間オフィスビルでは、中央区にある「三宮国際ビル」、兵庫区にある「NTTドコモビジネス神戸大開ビル」、東灘区・六甲アイランドにある「六甲アイランドビル」と「神戸ファッションマート」の4カ所に仮移転します。

保健医療部と企画部統計課は、今年秋ごろをめどに三宮国際ビルへ移転予定。その他の部局は、来年5月ごろから順次移転する予定です。

定期代増で人件費も増

3月6日に行われた県議会予算特別委員会では、分散勤務に伴う経費についての質問もありました。

報道によれば、26年度当初予算で、賃料・共益費に「2億5000万円」、執務室の改修費に「3億5000万円」などを計上したとして新庁舎企画課が答弁。

賃料は年間「6億1000万円」を見込んでいたものの、物件交渉である程度抑制できたそうです。

一方で通勤手当は全部局の移転が完了する2027年度から影響が出るとして、同課は「六甲ライナー利用分は純増になると想定している」と回答したんだそう。年間の定期代が1人10万円で、1300人分の増加を見込んでいるとのこと。

通勤手当増加による人件費増加だけでなく、通勤客が大幅に増加することにもなり、六甲ライナーがさらに混雑することが予想されます。


六甲ライナーを運行する神戸新交通によれば、増便するといったハード面での対応は難しく、対策について県と協議を始めたとのこと。県は通勤時間の分散で対応する考えのようです。

◆関連リンク
兵庫県 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。