今年は、海の家の設置などが行われないことが決まった須磨海岸。週末に様子を見に行くと、すでに海のレジャーを楽しんでいる人がけっこういました。
神戸市須磨区須磨浦通1-1
コロナ感染拡大の影響で、「須磨海岸」と「アジュール舞子」は、今年海水浴場の設置が行われないことが発表されてます。
土曜日の15:30ごろ、須磨水族園のうらあたりで様子を見てきました。
海岸に足を踏み入れると、すぐに「ソーシャルディスタンス」など感染予防策への注意を呼び掛ける看板が置かれてます。
「密集・密接はダメ」というのはもちろんですが、「マスク着用」や利用後の「手洗い・うがい」も、特に「海だから」という特徴はないもよう。
波打ち際には、思ったより人がいる印象。簡易テントやシートの上で寝転んだり、砂山を作ったり、思い思いに海辺を楽しんでました。
海風は気持ちいいし、不安を感じるような密集ではないこともあってか、マスクをしている人はあまり見かけません。コロナ前と変わらない景色のように思えます。
コロナのことを改めて意識するのは、「港湾局」の感染予防を呼び掛けるアナウンスなどが入った時とか。
そもそも、「海水浴場」を設置する・しないで何が違うの?という話ですが、須磨観光協会のHPなどによると「設置しない=泳ぐのNG」ではなく、おぼれた時に駆けつけられる「ライフセーバー」の配備や、「海の家」の登場で「より安全・より快適な環境が整う」というところの違いだそうです。
この日も、すでに水着持参で海に入っている人が少なからずいました。いまでこの感じなら、海の家がなくても、夏に泳ぎに来る人は多くなることが想像できます。
久元市長は、今年海水浴場を設置しないのは、「(コロナの影響で)ライフセーバーのトレーニング、研修が全然できていないので安全対策を講じることができないのが、一番大きな理由」と説明してます。
ただ、完全閉鎖は無理だけどどうするの?という質問に対しては「従来のような人数あるいは体制はいらないと思うけれど、やはり必要な監視員を、あるいは警備員を配置して、危険が生ずることがないような対応をしていく…」と回答。
何らかの見守り体制は設けられそうな感じですが、水難事故のリスクが例年より高いということは肝に銘じておかないといけないようです。
神戸に住んでるからには夏の海は欠かせない!という人は、泳ぐのではない「新しい海辺の楽しみ方」を考えてみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・神戸市 – 公式サイト
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
ライター一覧