
神戸市交通局は、将来にわたって持続可能な「市バス路線網」の維持のため、2027年4月1日(予定)に「市バス路線の見直し」を実施することを発表しました。
知っておきたい神戸市バスの運営状況

画像:神戸市交通局サイトより
神戸市バスは、人口減少による乗客減や運転士不足に加えて、昨今の燃料費高騰などもあり、赤字状況が続いています。
財務状況を公開しており、借金残高は2023年度末で「93億円」に。新型コロナウイルス禍前の25億円から「3.5倍」も増加したそうです。
増えた借金の半分以上は、減収補填を目的に借りたもので、今後毎年「2億~4億円ペース」で返済していく必要があります。
そこで市バスは一部系統のルートや時刻を変えたり、増便や廃止をしたりと、路線の利用状況に応じてさまざまな再編を行ってきました。

市バスの利用者は、阪神・淡路大震災前と比べるとほぼ半減し、コロナ前と比較して1割ちょっと減ったんだそう。
一方、燃料の価格はこの10年で1.5倍に。古いバスの買い替えも時に必要で、整備と維持に多くの費用がかかっています。

神戸市バスは全部で「86路線」ありますが、このうち黒字路線はわずか「23路線」のみ。7割超が赤字路線となっていて、2025年度の赤字額は「約8億円」に上ります。
運転士も約6割が50歳以上と高齢化。限られた車両や人員を必要なところに配分する必要があります。
こうした背景から、今回2027年4月1日(予定)からの「バス路線見直し」が発表されました。
ポイントは「最寄り鉄道駅へのアクセス確保」「複雑な路線の解消」「運行内容の効率化」の3つです。
しあわせの村・ひよどり台エリア
このエリアでは、利用者が過去20年で約24%減少しているものの、運行本数はほぼ同水準を維持してきました。
この需要と供給の乖離で、毎年「約2.7億円」の赤字が出ているんだそう。
そのため来春で路線の見直し対象となりました。

10月1日時点の見直し計画によると、17系統は利用状況に合わせて折り返し区間便を設け、87系統は平日も「しあわせの村」まで延伸します。
120系統は朝と午後の一部時間帯に特化して運行するみたいです。
65系統・66系統は、ルートは変更されないものの、運行本数を見直し、これまでの約3割減になるそうです。
HAT神戸/摩耶・青谷/六甲道周辺エリア

灘・中央エリアの見直し対象は「HAT神戸」「摩耶・青谷」「六甲道周辺」です。
18系統は「新神戸駅前経由」を取りやめて、新18系統「三宮~摩耶ケーブル下)と新180系統「摩耶ケーブル下~六甲道」に分離します。
29系統と101系統は新29系統に統合。脇の浜まわりと若菜通まわりの2ルートを設定します。
102系統(北側)は、新180系統「高尾・灘丸山公園エリア」と、新2系統 青谷川まわり「野崎通3~青谷側~五毛間」として運行されます。
102系統(南側)は、新100系統として運行。経由地が「神前町」から「灘小学校前」に変更されるそうです。
それぞれ詳しい見直し内容やパンフレット(PDF)は、神戸市交通局公式サイトに掲載されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
新ダイヤは「来年3月」公表予定
今回発表された路線見直し案は、市民から届いた提案や市会での議論なども踏まえて、実施内容を変更する場合があるんだそう。
来年3月上旬ごろに新ダイヤ(時刻表)を公表するそうで、見直しの実施は来年4月1日の始発からを予定しています。
厳しい経営状況を立て直しながら、市民の足も守らなければならない神戸市バス。路線を維持していくにはさまざまな取り組みが必要ですが、乗って支えることもできます。
普段は車や自転車という人も、市バスでおでかけしてみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・神戸市交通局 – 公式サイト















































あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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