✔︎『神戸ダイアリー』はじめました。 地元ライターがお散歩中に見つけた「美味しい」「楽しい」などありのままの日々をつづっています。『神戸ダイアリー』が、お出かけのきっかけになるかも。
JR三ノ宮駅から9分歩いた『にしむら珈琲 北野坂店』という赤レンガ造りの2階建てのカフェに行ってきました。
芦屋・梅田も含めると全9店舗もある「知らない人はいない」と言っても過言ではないほどのお店です。
こちらの「氷の器のアイスコーヒー」は、北野坂店の限定販売で夏のみ注文でき、さらにSNSでも話題ということで「今年こそ実際に味わってみたい!」と、足を運んできました。
Index
・英国風洋館をモチーフにした店内
・温度計で実際の温度を測ってみた!
・何度もシャッターを切りたくなるアイスコーヒー
・名物のフルーツサンドウィッチ
英国風洋館をモチーフにした店内
店内は異人館のようなインテリアで、1974年に、「にしむら珈琲」の3店舗目としてオープンしました。
こちらは創業者が上海で暮らした洋館をモチーフとした建築で、以前は会員制の喫茶店だったよう。
お店は1階が喫茶、2階がレストラン「シェラメールにしむら」になっています。
2階レストラン「シェラメールにしむら」はこんな感じ。さまざまなアート作品が飾られており、窓からは北野坂も見下ろせます。
電話で席の予約が可能なので、「食後のコーヒー」として、残数がある場合は「氷の器のアイスコーヒー」を注文することもできます。
コーヒー屋さんだけあって、たくさんのアレンジされたコーヒーのメニューがあります。
他にも気になるコーヒーはいくつかありますが、今日は迷わず「氷の器のアイスコーヒー」を注文!
今回いただく「氷の器のアイスコーヒー」は、会長の吉谷さんが北野坂店のオープン時に、「1番おいしくアイスコーヒーを飲む方法」として考案されたそう。
せっかくなので、会長の吉谷さんが考案された方法である氷の器と、普通のアイスコーヒーとの飲み比べをしてみます。
温度計で温度を測ってみた!
氷の器のアイスコーヒー 2000円(税込)
届いてすぐはこんな感じ。注文してから10分~20分ほどで届くきれいな立方体の氷の塊に思わず声が出ます。
冷凍庫から出してすぐにコーヒーを注ぐと温度差でヒビが入ってしまうこともあるので、注文が入ってから少し時間を置く必要があるとのこと。
この氷の器は北野坂店の地下で、のみの形をした専用のドリルで一つ一つ彫っているそう。
届いてすぐの氷の器のアイスコーヒー:2.5℃
ちょっと失礼して、持参した温度計で温度を実際に計ってみます。
少し飲んでみると、ほんのり甘くてほど良い苦みが。『にしむら珈琲』のアイスコーヒーにはあらかじめ粉砂糖が混ぜられているそう。
甘さが得意ではない方は、「ブラック」や「砂糖少なめ」を、注文時にお願いすることもできます。
届いてすぐのグラスアイスコーヒー:9.5℃
届いた時点での温度は「7度」違いますが、まだ味に大きな差はありません。
種類 | 届いてすぐ | 30分後 | 1時間後 |
氷の器 | 2.5℃ | 0℃ | 0℃(-2.5℃) |
グラス | 9.5℃ | 5℃ | 10℃(+0.5℃) |
1時間経過して、結果はどうだったのか見ていきます。
氷の器の方は1時間経過した時点で、届いてすぐの温度より「-2.5℃」のまま1時間後も温度を保っていました。味は若干薄まりマイルドになっていましたが、大きな変化はありません。最後まで冷たいアイスコーヒーを楽しむことができます。
グラスの方は、30分後の時点で温度が「-4.5℃」まで下がり健闘しましたが、最終的には届いた時の「+0.5℃」となりました。味は氷がほとんど溶けてしまった分、届いた時と比較するととても薄く感じます。
今回、実際に温度計を使って会長の吉谷さんが「1番おいしくアイスコーヒーを飲む方法」として考案されたという氷の器と、グラスのアイスコーヒーとを比較してみることで、氷の器の効力を実感することができました。
一点だけ氷の器の注意点をお伝えすると、1時間経過すると氷の周辺はかなり溶けてきて、下の受け皿が水でいっぱいになってしまいます。
溢れる前に早い段階で店員さんにお願いすれば水を捨てに行ってくれるので、気軽にお願いしてみて下さい。
氷の器のアイスコーヒーは、なんとお持ち帰りも出来るそうです!
注文時に、お持ち帰り用も一緒にお願いしておけば、帰る時間に合わせてビニール袋に入れて準備をしておいてくれるそう。わざわざクーラーボックスを持参して持って帰る方もいるとか。
お土産や差し入れにもらったら、これ以上ないサプライズになりそうです。
ミルクを入れて、カフェラテにする事もできますよ。
また、「氷の器のアイスコーヒー」には、細長いスプーンが付いてくるのですが、それは、フローズンになったコーヒーを食べるため。
今回も楽しみにしていたのですが、残念ながらフローズンにはならず。店員さんいわく、フローズンになるかならないかは実際にコーヒーを入れてみないとわからないそうです。
次回こそは…!
何度もシャッターを切りたくなるアイスコーヒー
なかなか普段撮ることの少ない氷の器ですが、店内には他にも写真を撮る姿が。
清涼感があって、私もついつい何枚も撮りたくなります。
何枚も撮る中で感じた、氷の器を綺麗に撮るために大事なポイントをメモしてみました!
・オープンの際に早めに並んで、窓際の光が入る席に座る(1階は2テーブルのみ)
・器の下に敷くプレートは何種類かあり通常はランダムで提供されるので、あらかじめ注文時にブルーのものをお願いする
・コーヒーをブラックで注文する(ブラックで注文した場合のみ、シロップが付いてきます。)
シロップを注文すると、こんな風に撮影することも。
今回は撮影のためにシロップもお願いしましたが『にしむら珈琲』では、通常アイスコーヒーにはあらかじめ粉砂糖が溶かされています。
なぜなら、ブラックで提供してシロップを後入れしてしまうと、本来味わってほしいアイスコーヒーの濃さや味がシロップによって変わってしまうため。
なので、純粋にコーヒーの味わいを堪能したい方は、「砂糖あり」もしくは「砂糖少なめ」で注文すると良いです。
名物のフルーツサンドウィッチ
フルーツサンドウィッチ 1400円(税込)
氷の器のアイスコーヒーと一緒に、名物のフルーツサンドウィッチも注文します。
フルーツがたっぷりで、使用されている生クリームにはこだわりの脂肪分48%以上のものを使用しているそう。
パンは、御影にある「ブロードバール」の食パンを使用。
フルーツサンドは2種類がワンプレートに。
さらにサンドの上にも生のフルーツがトッピングされていて、ぜいたくにフルーツを楽しめます。
夏の涼を感じられる「氷の器のアイスコーヒー」。
7・8月の期間限定メニューなので、次はフローズンになることを期待して、また夏の間に訪れたいです。
【店舗名】にしむら珈琲 北野坂店
【ジャンル】カフェ
【住所】神戸市中央区山本通2-1-20 MAP
【電話番号】078-242-2467
【営業時間】10:00~22:00(1階喫茶)
【定休日】元旦のみ
【リンク】公式サイト / Instagram / Facebook
【駐車場】なし
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