画像:こうべ未来都市機構運営 WE LOVE商店街より
西区・狩場台地区にある商業施設「かりばプラザ」のリニューアル事業について、神戸市は、高齢者住宅などを含めて整備・運営する事業者として、優先交渉権者の案を公開しました。
神戸市西区狩場台3-9-17
画像:こうべ未来都市機構運営 WE LOVE商店街より
「かりばプラザ」は1986年に、狩場台地区の地域住民向けの近隣商業施設として開業。多くのイベントなども行われ、日常生活の糧や交流の場として親しまれてきました。
2017年ごろから「リニューアル」について検討を進め、ワークショップや説明会、新たな施設誘致などを行ってきたんだそう。
そんな中、トーホーストアが大規模な閉店計画を発表し、2024年9月に「トーホー かりばプラザ店」が閉店。「サンディ」がその跡を引き継ぐことが発表されています。
神戸市は「かりばプラザ」のリニューアル事業について、健康な人から介護が必要な人まで、さまざまな人が安心して入居できる「高齢者住宅」などを自ら整備・運営するとともに、持続可能なまちづくりにつながる取り組みを担う事業者を公募しました。
優先交渉権者に決まったのは、垂水区で特別養護老人ホームやショートステイ、デイサービスなどを手がける「社会福祉法人 丸」です。
定期巡回・随時対応型訪問介護や訪問看護ステーション、介護型ケアハウスなども行っているみたい。
敷地南西側の交差点から見た完成イメージパース ※計画時点の予想図のため、変更となる場合があります。
提案された建物案は、地上5階建ての鉄筋コンクリート造で、75室のサービス付き高齢者向け住宅と、27室の認知症高齢者グループホーム、60室の特別養護老人ホーム、20室のショートステイなどを備えています。
訪問看護や定期巡回サービス、デイサービスにも対応する構想みたい。
緑道と一体的なみどりのエリアの創出(敷地北西側から望む) ※計画時点の予想図のため、変更となる場合があります。
敷地北西側からのイメージパースでは、豊かな緑に囲まれていて、周囲の環境と調和しそうですね。
この案に対して神戸市は、市内での介護老人福祉施設などの運営実績があり適切な運営が期待できることと、緑道と一体的なみどりのエリアも評価できること、レストランやローカル直売所、駄菓子店など、持続可能なまちづくりにつながる提案もあったとして評価しています。
提案概要
建物規模
鉄筋コンクリート造 地上5階建て 1棟
施設構成
高齢者住宅等の整備運営
サービス付高齢者向け住宅(75室)/認知症高齢者グループホーム(27室)/特別養護老人ホーム(60室)/ショートステイ(20室)/訪問介護・定期巡回サービス/デイサービス
周辺環境と調和した利便性の高い施設配置
緑道と一体的なみどりのエリアの創出 等
持続可能なまちづくりにつながる取り組み(地域活性化)
交流ホール/レストラン(地域バル)/ローカル直売所・駄菓子屋(不定期)
新たな世代を呼びこむ住み替え促進策
相談窓口の常設/不動産事業者との連携 等
運営開始時期
2028年2月ごろ(予定)
最寄りの地下鉄 西神中央駅からは少し距離がありますが、市バス「かりばプラザ」下車すぐなので、良い形にリニューアルできれば地域活性化につながりそうですね。
◆関連リンク
・西神住宅団地かりばプラザリニューアル事業 – 神戸市
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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