「さんちか」から「中央区役所」や「市役所1号館」につながる『連絡棟』が完成。雨に濡れずにアクセス可能に

「神戸市役所1号館」や「中央区役所・中央区文化センター」と「Santica(さんちか)」をつなぐ『連絡棟』が完成し、9月19日(木)10:30頃から利用できるようになるそうです。

「中央区役所」と隣のビルが「連絡用デッキ」でつながってる。道路をまたいで市役所にも行きやすくなる

2024年6月22日


神戸市中央区加納町6-5-1

連絡棟ができたのは、市役所1号館の山側。連絡棟から ①中央区役所の3階②市役所1号館の2階③さんちかへとつながる地下通路 の3つに接続しています。ゆくゆくは、現在計画中である ④市役所の新2号館 とも接続することになるのだそう。

これによってフラワーロードなどの地上を通らなくても、Santica(さんちか)から続く地下通路から連絡棟を経由して、中央区役所や市役所1号館などへ雨に濡れずにアクセスができるようになりました。

連絡棟の中には「エスカレーター」と「エレベーター」が設置されているみたい。市役所や区役所には車いすやベビーカーを利用して行く人も多いと思うので、そういった場合にも安心ですね。

地下2階にある「地下通路出入口」の近くから連絡棟の方向を見たときの様子です。中央に写っているのは階段で、両側に写っているのがエスカレーター。

階段を挟むようにして上下のエスカレーターが設置されてるのは少し珍しい気もします。


画像:2024年3月に撮影

連絡棟は、地上7階・地下2階の建物です。各施設をつなぐと同時に、市役所1号館の「エネルギー設備」を更新し、災害時における庁舎機能の継続性を強化した内容になっているんだとか。

たとえば2階と3階の間に免震構造が採用され、電気室・機械室などは3階以上の上層階に配置され、防潮板の設置による浸水対策も行われてます。

またインフラの断絶に対応するため、非常用発電機の燃料や便所洗浄水の確保、緊急排水槽を設置するなど、災害時において市役所1号館の業務に支障が出ないように備えられているのだそう。

利用開始
2024年9月19日(木)10:30頃~

連絡棟の利用時間
中央区役所・中央区文化センターとの連絡通路
月~土曜日 8:15~21:15/日曜日・祝日 8:15~17:15
本庁舎1号館との連絡通路
月~金曜日  8:15~18:00/土・日・祝日は利用できません
※どちらの通路も12月29日~翌年1月3日は利用できません

施設の概要
【所在地】神戸市中央区加納町6丁目5番1号(本庁舎1号館の北側)
【延床面積】約4,700平方メートル
【建物階数】地上7階、地下2階
【構造種別】鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 (免震構造を採用)
【主な機能】市役所1号館や中央区役所・中央区文化センターとの連絡機能/市役所1号館へのエネルギー供給機能(電気室・機械室など)
【災害対策】3階以上に電気室・機械室などを設置/非常用発電機用の燃料7日間分を地下に備蓄/便所洗浄水(雑用水)4日間分を地下に備蓄/ 下水道が排水できない時、地下の緊急排水槽に7日間分を貯留可能/西側出入口に高さ約1mの防潮板の設置が可能
【環境配慮】一部の天井に県産材などの木材を活用 など


雨が降っているときや暑さ寒さが厳しい季節に、屋外に出ることなく各施設にたどり着けるようになるのは嬉しいですね。次は、新しい「市役所2号館」の建設にも注目していきましょう。

◆関連リンク
神戸がわかる都心再整備 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

やよい

「推し」のライブによく出没します。

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