本記事は【神戸ジャーナル学生編集部】の学生ライターが担当しています。

日本三古湯として知られる有馬温泉は、関西の奥座敷とも称され、豊臣秀吉も愛でた温泉地です。
そんな風情あるレトロな街並みを舞台に、約1,000円で名物グルメの食べ歩きを満喫。途中で足湯や神社にも立ち寄りながら、有馬の歴史を感じて楽しみます。
2025年も残りわずかとなった今、1年の疲れを有馬温泉で癒やしてみませんか?
Index
有馬温泉駅に到着

有馬温泉街の最寄り駅である、有馬温泉駅に到着。三宮から電車で約30分と日帰りでもふらっと足を運びやすい距離です。
有馬温泉駅の構内には、お風呂場の洗い場をイメージしたベンチや鏡が並び、ホームまでデザインが統一されています。
いろんなところに暖簾や、豊臣秀吉ゆかりのひょうたんモチーフのロゴ、有馬籠を使った照明が散りばめられていて、電車を降りた瞬間から有馬温泉らしい和の雰囲気を楽しめる駅です。
「竹中肉店」のサクサク絶品コロッケ

有馬温泉駅から徒歩6分ほど歩き、湯本坂を上る途中に「竹中肉店」があります。大正初期の創業から約100年、有馬温泉の地で愛されてきた老舗で、国産黒毛和牛や、神戸牛を厳選して取り扱っています。
お店の斜め向かいには精肉販売用の店舗もあり、その場で味わうだけでなく、お土産用のお肉も購入できますよ。

メニューには、コロッケやミンチカツ、唐揚げなど食べ歩きにぴったりな揚げ物がずらり。ちょっと贅沢したい時には、特選黒毛和牛ミニステーキも選べます。
有馬名物有馬サイダーをはじめ、ビールやハイボールなどのアルコールメニューも用意されていて、食べ歩きグルメと一緒に楽しむことも。

人気No1の「コロッケ」(190円)と、黒毛和牛・神戸牛がゴロゴロ入った「ゴロッケ」(310円)をいただきます。
どちらも揚げたてアツアツの状態で提供され、一口かじると衣はサクッ、お肉はジューシーで思わず笑顔になる美味しさ!

「コロッケ」は、じゃがいもの甘みがふんわり広がるやさしい味わいで、小腹を満たしたいときにもおすすめです。
もうひとつの「ゴロッケ」は、肉汁たっぷりで食べ応え抜群。店内にはイートインスペースもあり、出来たての美味しさを楽しむことができます。
また、2階でレストラン営業も行っているそうで、ゆっくり腰を落ち着けて黒毛和牛や神戸牛を味わいたい人にもぴったりのお店です。
「まめ清」で豆乳スイーツを堪能!

竹中肉店のすぐ向かいにある「まめ清」へ。豆腐屋が手がけるお店ならではの豆乳を使ったソフトクリームやドーナツなど、体に優しいスイーツが楽しめます。
豆乳ベースのドーナツなので、カロリーが気になる人でも手に取りやすく、ヘルシーなスイーツを求めている人におすすめです。

豆乳ドーナツを串に刺した「ぼうなつ」は、食べ歩きにぴったりの一品です。
他にも人気なのが、豆乳ソフトクリームの上に豆乳ドーナツがのった、まめ清ソフト。豆乳ソフトクリーム単体でも注文できるほか、豆乳ドーナツはチョコレート、ストロベリーチョコ、抹茶など種類も豊富です。
店内には数席の椅子があり、店頭にも腰掛けて食べられるスペースが用意されています。

「3色ぼうなつ」(300円)をいただきます。プレーン、お芋、抹茶の3種類を一度に味わえるお得な1本です。
そのほか、こしあんから抹茶ショコラ、黒蜜きな粉、ホワイトチョコまで、多彩なフレーバーが用意されています。

油っぽさは少なく、あっさりとした口当たりで、噛むほどにふわっと広がる優しい甘さを感じられます。
ちなみに、夜はアイス営業も行っており、豆乳ベースのアイスなので、遅い時間に食べてもあまり罪悪感なく楽しめるのは、嬉しいポイントですね。
一口サイズの濃厚チーズケーキ「うわなり珈琲」

「まめ清」から、3分ほど歩き「うわなり珈琲」に到着。湯本坂の路地裏、モクモクと湯気が立ちのぼる妬(うわなり)源泉のすぐ隣に佇むテイクアウト専門店です。
妬(うわなり)源泉の名前は、「美しい女性が源泉のそばに立つと、お湯が嫉妬して噴き出した」という言い伝えから、この名が付いたとされています。

クリームチーズ・卵・小麦粉など兵庫県産の素材にこだわり、一つひとつ丁寧に手作りされる有馬温泉チーズケーキと、六甲山麓でとれる牛乳と厳選したスペシャルコーヒーで作る六甲カフェオレが看板メニューです。
店頭で味わえるのはもちろん、ネットショップからお取り寄せすることもできます。

今回は、一口サイズにカットされ、棒にささった「チョコテリーヌ」(400円)と「有馬温泉チーズケーキ」(300円)をチョイス。手のひらにちょこんとのるサイズ感で、見た目もキュート!
しっとり濃厚な味わいで、パクッと食べられます。一口で満足感がありつつ、重すぎないので、湯上がりのおやつとしていかがでしょうか。
子宝神社として知られる名所「湯泉神社」

ひととおり食べ歩きをして満腹に。次は、有馬温泉の中心にある「湯泉神社(とうせんじんじゃ)」に立ち寄ってみます。「温泉守護神」として崇敬を集めてきた由緒ある神社で、 有馬温泉の守護神である、大己貴命・少彦名命・熊野久須美命の三神をお祀りしています。
秋は紅葉が綺麗ですね。冬は雪が積もって美しいのだとか。静かな自然の中に佇む大きな神社は迫力があります。空気が澄んでいて、温泉街と比べて人も少なく、ぜひ訪れたいスポットです。

有馬の湯に浴し、湯泉神社で祈願すれば子宝に恵まれると伝えられています。また、健康や安全、合格の御守もあるので、子宝・子授け以外の願い事も可能です。
「湯泉神社」だけでなく、”龍の気”が満ちる聖地として注目されている「水天宮」、厄除けの神社である「有馬天神社」の御朱印のお授けも湯泉神社社務所で行っています。ぜひ3つの神社の神様と縁を結んでみてください。
「金の湯、太閤の足湯」で疲れた体を癒やそう

湯泉神社から有馬温泉駅への道の途中には、「金の湯」があります。「金泉」が特徴の外湯で、日帰りで有馬の温泉を楽しむなら外せない温泉です。
金の湯には、筋肉痛、関節痛、うちみ、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など様々な効能があります。
ボディソープ・リンスインシャンプー・ドライヤーは備え付けがあるのも嬉しいところ。タオルなどは販売しているそうですが、持参する方はお忘れなく。

開館時間は、8:00~22:00(最終受付21:30)です。遅くまで営業しているので、有馬温泉街を楽しんだ最後でも疲れを癒せます。また、温泉街は10:00オープンの飲食店が多いので、朝風呂として金の湯に寄ってから食べ歩きを楽しむのもおすすめです。
料金は、大人800円(平日は650円)、小人(小・中学生)350円、幼児無料と、家族でもお得に楽しめます。また、金の湯と炭酸泉など無色透明な「銀泉」を楽しめる銀の湯、両方楽しめる2館券が1,200円で販売されています。
第2火曜日・第4火曜日(祝日営業、翌日休)は休館日なのでご注意を。また、2026年1月6日(火)から3月下旬まで施設工事のため休館します。年内に一度訪れてみてはいかがでしょうか。詳しくは公式サイトをご覧ください。

金の湯のとなりには無料で楽しめる足湯「太閤の足湯」も。浸かってみると、はじめは少し熱いと感じましたが、しばらく経つと適温に。寒い冬に、家族、友達、恋人と話しながらぬくぬくと温まるのはいかがでしょうか。
利用時間は、金の湯の営業時間と同じです。利用の際には、足を拭くタオルをお忘れなく。
【取材・撮影・記事執筆】



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