本記事は【神戸ジャーナル学生編集部】の学生ライターが担当しています。

神戸には、昔ながらのレトロな喫茶店がたくさんありますよね。
落ち着いたお店でコーヒーやデザートを楽しむのがお好きな方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなレトロな喫茶店の中から、コーヒーと一緒に味わいたいレトロスイーツのある喫茶店を5つ紹介します!
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※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
【元町】純喫茶ベア

阪急花隈駅から徒歩3分、1963年創業の『純喫茶ベア』は、元町商店街を少し北に外れたところに佇む老舗喫茶店。落ち着いたブラウンを基調とした外観は、昭和の喫茶文化をそのまま残しているような趣がありますね。
店先では銀色の小さなクマの置物がちょこんとお出迎え。初めて訪れてもなんだか懐かしい気持ちにさせてくれます。

店内に足を踏み入れると、アンティークの家具や昭和のレコードが並び、どこか懐かしく、ほっとする空気が流れています。店名の「熊」は店内のあちこちにさりげなく潜んでいて、マスターの遊び心が垣間見えるのも魅力のひとつです。
座席はテーブルが4卓とカウンター席。奥行きを感じる店内になっています。

手書きのメニュー表からも温かさを感じますね。ドリンクは炭火ブレンド珈琲やレモネード、クリームソーダなど王道のラインナップ。
ランチやモーニングも充実しているので、どの時間帯に訪れても楽しめそう。今回はお店の看板メニューの「モカロール」と「ブレンド珈琲」のセット(1,000円)をいただきます。

「モカロール」は、特注で作られたこだわりの逸品。甘さ控えめのバタークリームがふんわりと口の中でとけ、コーヒーとの相性も抜群です。
ロールケーキを覆うアーモンドの香ばしさがアクセントとなり、味わいに奥行きを添えます。ついついもう一口と手が伸びてしまうおいしさです。
セットのコーヒーは香り豊かでコクのある深い味わい。選び抜かれた陶器のカップからも、このお店の細部へのこだわりが伝わってきます。

昔ながらの趣を残しつつ、若い世代にも愛される『純喫茶ベア』。一人で静かに過ごす人もいれば、マスターとの会話を楽しむ人もいて、それぞれが思い思いの時間を過ごせる場所として、長年にわたり多くの人に愛されてきたことが伝わってきます。
時代を越えて支持され続けるその魅力を、ぜひ一度体感してみてください。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通4-6-12 MAP
営業時間
9:00~18:30
定休日
木曜日
◆関連リンク
・純喫茶ベア- 食べログ
【取材・撮影・記事執筆】

【元町】モトマチ喫茶
JR元町駅から徒歩4分、鯉川筋から一本東に入った路地にあるのが「モトマチ喫茶」です。
路地裏にひっそりとたたずむレンガの建物は、お店に入る前から老舗らしさを感じさせてくれます。
モトマチ喫茶は2009年にオープンされたお店ですが、建物はさらに昔からスナックとして使われていたものなんだそうです。
店内には振り子時計、古めかしいランプ、アンティーク調の椅子と、レトロなインテリアがたくさん置いてあり、さらに奥の棚にはクラシカルなコーヒーカップが並べられています。
まさに昔ながらの落ち着いた喫茶店といった感じ。
カウンター席の他にも2名、4名掛けのテーブル席があり、3人や4人でも座りやすいお店です。

メニューがこちら。自家製のプリンが300円、チーズケーキは400円と、お値段もとても良心的ですね。
飲み物はオリジナルのブレンドコーヒー、カフェオレ、紅茶、ココアやフロートなど、色んなものがあります。
ブレンドコーヒーには「モトマチブレンド」「メリケンブレンド」「モカブレンド」の3種類のブレンドがあり、プリンには「モトマチブレンド」がおすすめとのこと。

モトマチブレンドと自家製カスタードプリンが到着。モトマチブレンドの雑味のない苦みと、手作りプリンのほろ苦さが、絶妙な風味を作り出しています。
年季の入った木のテーブルに、レトロな器に乗ったプリンとコーヒーがとても映えますね。
ちなみにブレンドコーヒーには、ポートアイランドの自家焙煎コーヒー豆販売店「LAND MADE」の豆を使用されているそうですよ。

カウンターの向かいには、これがまた昭和感のある出窓が。
外を眺めてみると路地を通る人は少なく、都会の真ん中でありながらもとても落ち着いた眺めです。
落ち着いた場所で、ゆっくりとコーヒーやデザートを味わいたい。そんな方におすすめなのが、「モトマチ喫茶」です。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区北長狭通3-9-7 MAP
営業時間
月~土 12:00~19:00 /日 12:00~18:30
定休日
月曜日
◆関連リンク
・モトマチ喫茶 – 食べログ
【取材・撮影・記事執筆】

【元町】自鳴琴(おるごーる)

JR元町駅、元町駅(阪神)から徒歩5分の場所にある『自鳴琴(おるごーる)』は、たくさんの植物とお花に囲まれた入口が目印のレトロ喫茶店です。
1976年に先代が立ち上げた「舌れ梵(とれぼん)」を受け継いだ現店主さんが、店の雰囲気やメニューを変えることなく、営業しています。
若者から常連さんまで幅広い世代の人から愛されているお店です。

店内には1~4人座ることのできるテーブルが8つあり、そのうちの1つはテレビや雑誌で使われたことのある席だとか。それぞれのテーブルには、種類の異なるオルゴールが置かれていて、店主さんが名付けた店名の由来が納得できます。
店内は、たくさんのドライフラワーと植物でいっぱいで、レトロな雰囲気が感じられますね。一人で訪れても、何人かで訪れても、ゆっくりとした落ちついた時間を過ごせそうです。
また、店主さんが優しく、何度でも訪れたい素敵なお店だと感じさせてくれます。

メニューはこんな感じで、たくさんの種類がありますね。中でもドリンクの種類は豊富で、どれにするか迷ってしまいそう。
フードのメインはトーストです。種類はバター・ハニー・ハニークリーム・モンブランの4つで、何度か訪れて全制覇を目指してみるのもいいですね。
他にも8時から10時にはモーニングサービスがあり、Aセット、Bセットから選ぶことができます。

名物のフードメニューは「ハニートースト」です。分厚い食パンに、たっぷりとはちみつとバターが塗られています。外はカリッと、中はふわっと、口いっぱいに優しい味が広がります。
「ブレンドコーヒー」はあっさりとしていて飲みやすく、「ハニートースト」との相性も抜群です。
さらにコーヒーは250円でおかわりすることでき、多くのお客さんがおかわりしているんだとか。コーヒーを少しお安くおかわりできるのは嬉しいポイントですね。

レトロな喫茶店では定番の「クリームソーダ」も人気なメニューのひとつです。
色鮮やかなソーダの上に、大きなアイスクリームが乗っており、インスタ映え間違いなしですね。特徴は、季節ごとに旬のフルーツがクリームソーダ中に入っていること。撮影時は、大きなぶどうが2つ入っていましたよ。
口当たりが滑らかでクリーミーなアイスクリームは炭酸にベストマッチ!どこか懐かしい味を感じさせます。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区元町通3-12-12 1階 MAP
営業時間
8:00~18:00(モーニングは8:00~10:00)
定休日
火曜日
◆関連リンク
・【公式】自鳴琴(おるごーる) – 公式Instagram
・自鳴琴 (おるごーる【旧店名】舌れ梵) – 食べログ
【取材・撮影・記事執筆】

【三宮】CAFE Zoe

三宮駅から徒歩10分ほどの場所にある「CAFE Zoe」です。隠れ家カフェとの評判通り、駅近辺の賑やかな雰囲気ではなく落ち着いた印象です。

中に入ってみると、骨董品やオーナーさんが幼少期に使っていたスペインの椅子など、アンティーク要素が散りばめられています。
座席数は16席でアクリル板で仕切られたカウンター席もあり、落ち着いた雰囲気。人気店のため、待ち時間が生まれることもあるそうなので注意が必要です。

ご紹介するのは、お店の名物である「コーヒーゼリー(850円)」。
ゼリーの部分ではコーヒーのすっきりとした苦味と香りが楽しめます。上のソルトアイスと一緒に食べると、コーヒーゼリーを引き立て甘味が増して美味しいですよ。

季節のフレンチトーストセット(1500円)も注文。シーズンごとにセット内容が変わるそうで、撮影時は柑橘ミルクシャーベットとクリームチーズ、バケットタイプのフレンチトーストです。
メープルシロップにも工夫がされていて、「ハーブ」が混ぜられているんだとか。ハーブのフルーティーさで甘すぎずさらっとした味になっています。
シャーベットの上のクリームチーズとフレンチトーストを一緒に食べると、クリームチーズがトーストとメープルシロップの味を引き立てて、しょっぱさと甘さをどちらも味わえますよ。

店内はアンティークな家具で溢れています。
オーナーさんはアンティークが好きで、作り込んだのではなく無意識のうちに今のお店の雰囲気ができたんだとか。ヴィンテージを感じる店内ですが、料理に関しては季節ごとにメニューが変わったり改良が重ねられたメニューがあったりと、日々変化しているそうですよ。
オーナーさんが厳選した素材を使用し、細部まで意識されたメニューが印象的で、お店のこだわりを感じられますね。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区御幸通6-1-3 3階 MAP
営業時間
12:00〜17:00
定休日
土・日・祝
◆関連リンク
・ Cafe Zoe – 公式Instagram
・カフェ・ゾエ – 食べログ
【取材・撮影・記事執筆】

【三宮】喫茶ポノキオ

三宮センタープラザ地下1階にひっそりと佇むのは、喫煙可能の喫茶店『喫茶 ポノキオ』。
2025年3月26日に新しくオープンしたこのお店は、木目調のログハウス風の外観が都会の地下街とは思えないレトロな雰囲気を醸し出しています。


カウンター7席・テーブル21席の店内。「お好きなお席、どうぞ」と店長さんの笑顔に迎えられます。
所々に散りばめられたかわいらしい動物やレンガ造りの壁が、自分の時間、誰かとの時間をより穏やかなひとときにしてくれそう。

喫茶店といえばというメニューが取り揃えられています。
また、14:00~17:00の『スーパーデザートタイム』では、好きなデザートを頼むとドリンクを半額で楽しむことができる嬉しいサービスも。

ご紹介するのは『ポノキオDXホットケーキ』です。分厚いホットケーキに添えられている、プリン・ホイップクリーム・フルーツなどのラインナップが、レトロな雰囲気。
想像を超える圧倒的なボリューミーさで、子どもの頃の夢が詰まったような一品ですね。

店内にはお菓子のガチャガチャが置いてあり、料理が届くまでの間もお菓子を楽しみながら待つことができます。店主さんのちょっとした遊び心が表れていますね。
ぜひ、子どもに戻ったうな気持ちでガチャガチャを回してみてください。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区三宮町1-9-1 三ノ宮センタープラザB1階 MAP
営業時間
10:00~20:00
定休日
なし
◆関連リンク
・ 喫茶ポノキオ – 公式instagram
・ 喫茶ポノキオ – 食べログ
【取材・撮影・記事執筆】

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