✔︎『神戸ダイアリー』はじめました。 地元ライターがお散歩中に見つけた「美味しい」「楽しい」などありのままの日々をつづっています。『神戸ダイアリー』が、お出かけのきっかけになるかも。
JR元町駅の東口から歩いて2分ほどのところに『ジャズ喫茶 Jam Jam』という、大音量のジャズ音楽に包まれる非日常体験ができるお店があると聞いて、足を運んできました。
Index
・「音」にとことん没入できる空間
・収集したレコードは5000枚以上!?
・名脇役のフード&ドリンクメニュー
「音」にとことん没入できる空間
広々として天井も高く、席数は全席合わせると、40席ほど。落ち着いた色味の木製家具と、オレンジ色の照明が、ジャズ喫茶特有の雰囲気を醸し出しています。
店内は、「リスニング席」と「会話席」の2エリアに分かれており、好みに合わせて席を選ぶことができます。
「リスニング席」はこんな感じ。17席あり、スピーカーに近く、ジャズ音楽をとことん楽しむことができます。ジャズ音楽に集中するエリアなので、ここでは会話は禁物です。
早速席に座ってみると、映画館以上に大迫力の音量で、体が全方位ジャズ音楽に包まれているような気分になります。座っているお客さんは、ほとんどの人が目をつむっって、ジャズ音楽の世界に没入しているそう。
「会話席」はこんな感じ。全体の約半分の19席が、会話を楽しむ用のエリアになっています。
座ってみると、リスニング席よりはスピーカーから離れているので、音が少しだけ遠くに聞こえます。と言っても同じ室内なので、大音量であることには変わりありません。
隣の人と会話をする時には、顔を少し近くに寄せて、大きめの声で話す必要があります。
収集したレコードは5000枚以上!?
音響システムは「アムクロン社」のものを使用しているそう。「音の持つ力をどれだけ表現できるか」に主眼をおいて、選んだんだとか。
さらに店内の床は20cmほど底上げされており、ベースの低音が床の木を通じて体に響いてきます。
レコードは、オーナーの池之上さんが学生時代から集めたものが5000枚以上はあるそう。
一部は震災で使えなくなってしまったそうですが、棚にびっしりとレコードが詰まっていて、圧巻の一言です。
店内で流す曲は、現在4名いるという「レコード係」のスタッフさんが、日替わりでそれぞれの個性を生かした選曲をしているんだそう。
お気に入りの「レコード係」さんの日を目掛けてお店を訪れるなんてしてみてもいいかも。
金曜日の19:00~22:00までは、「DJナイト」で、オーナーの池之上さんが、おすすめの曲を組み合わせて映画の一作品のように流してくれるんだそう。
名脇役のフード&ドリンクメニュー
メニューはこんな感じ。ドリンクの種類が豊富で、中でもコーヒーは、オープン当時から使用しているブレンドをずっと使用しており、ほとんどのお客さんがコーヒーを注文するんだそう。
ジャズ喫茶の性質上、1時間以上滞在するお客さんが多いので、時間が経っても酸味が出ない、ローストの強めなものを選んでいるとのこと。
今日は「ウィンナーコーヒー」と「ジンジャーティー」と、ネーミングが気になった「まさよのシフォンケーキ」を注文します。
メニューの裏側には、アルコールメニューとフードメニューが。アルコールは、ビールからバーボン、カクテルまであり、バーボンとスコッチは、+50円でソーダ割にすることも。
フードメニューは、カレーキャベツのホットドッグ(350円)と、クリームたっぷりのシナモントースト(500円)が人気なんだとか。
ウィンナーコーヒー 750円
イタリアンローストの豆を使ってエスプレッソマシンで入れられたコーヒーの上には、濃厚でミルキーなクリームがたっぷりと乗っています。
酸味はひかえめで、ローストのきいたバランスの良いコーヒーは、風味が良いです。
底にはザラメを入れているので、スプーンで混ぜずに飲み、最後に底に残ったザラメはスプーンですくって食べるのがおすすめなんだそう。
コーヒーカップはお店のオリジナルで、「Jam Jam」とロゴが入っていてかわいいです。
ジンジャーティー(ホットのみ) 800円
スタッフさんいわく、お店の隠れた人気メニューは、ジンジャーティーなんだそう。
中にはたくさんの刻み生姜が入っていて、ピリッと辛く、飲むと身体がポカポカしてきます。ちょうど良い塩梅の辛さなので、辛いのが苦手な人でも大丈夫。
このジンジャーティーは隠れファンが多く、一度注文するとリピートするお客さんが多いんだとか。
まさよのシフォンケーキ(単品) 450円
シフォンケーキは甘さが控えめで、、しっとりふわっとした食感です。シフォンケーキ自体の甘さが控えめなので、少し甘めのクリームとの相性ばっちり!
たっぷりの盛られたクリームの中には、小さなアイスクリームも隠れていて、なんだか少し得した気分です。
ネーミングの理由をうかがうと、オープン当初からいるスタッフさんが作ったシフォンケーキなのでこの名前になったんだそう。
カウンターには、ジャズにまつわる本やライブのパンフレットなどがずらりと並んでいます。
お店には、ジャズ愛好家の人はもちろん、日常のあれこれから少しの間離れたいと訪れるお客さんも少なくないそう。
「来た時には暗い顔をしていたのに、帰る時にはすっきりとしたような顔をして帰るお客さんの顔を見ると嬉しい。」と話すオーナーさん。
大音量のジャズ音楽で非日常を体験したくなったら、またこの場所を訪れたいです。
【店舗名】ジャズ喫茶 Jam Jam
【ジャンル】ジャズ喫茶
【住所】神戸市中央区元町通1-7-2 MAP
【電話番号】078-331-0876
【営業時間】12:00〜22:00
【定休日】なし
【リンク】公式サイト / Instagram
【駐車場】なし
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はるな
暑さに弱い、九州産。六甲山から海の近くに毎日通っています。
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