神戸市が、繁華街で初のクラスターが発生したことを受け、酒類を提供する飲食店を対象に希望者を募り、無料で「PCR検査」を実施することを発表しました。
咳・発熱などの症状がある利用者に接触したことや、クラスター発生の恐れがある場合に、店舗名公表に協力できることなどが検査の条件に。職員が店舗まで出張する形で、唾液での検査を行います。
検査までの流れ
申し込みがあった店舗への出張派遣などにより、唾液でのPCR検査を無料で実施。
実施期間
2020年8月20日(木)~当面の間 ※市内の陽性患者発生動向により終了日を判断します
対象
神戸市内の酒類を提供する飲食店で、申込要件を満たし、検査を希望する店舗
申込要件
・従業員が感染の疑いがある利用客に接した可能性がある(以下の①②)
①症状(咳・発熱・息苦しさ・味覚障害・嗅覚障害など)のある利用客に、従業員がマスクなしで1メートル未満、15分以上接した可能性がある
②ただし、マスクをしていても、利用客が咳き込むなど飛沫感染の可能性が高い場合は、対象とすることがある
・検査を受けるために、店舗へ集まることができる
・検査を受けた従業員等は、検査結果が判明するまで自宅待機を厳守する
・陽性者が出た場合、保健所とともに感染防止対策に取り組む
・クラスター発生の恐れがあると保健所が判断した場合で、利用客への呼びかけが必要な場合には店舗名公表に協力できる
申込先
新型コロナウイルス感染症 検査専用ダイヤル
TEL : 078-322-6308/メールアドレス:kensahan@office.city.kobe.lg.jp
【受付時間】9:00~17:00(土日祝は除きます)
神戸市は19日、新型コロナウイルスの軽症者向け施設として、市役所前の「東横INN」を確保。
市内の宿泊療養施設は、ポートアイランドの「ニチイ学館」と合わせて、210室の受け入れ体制になっています。
今後も、社会経済活動を行いながらの感染防止策として、今回のように感染リスクの高い業種を対象にした検査が積極的に進んでいくのでしょうか。
◆関連リンク
・神戸市 – 公式サイト
唾液の検査はL AMP検査では。