
メリケンパークのすぐ横で、工事のため大きな船が作業をしています。新たな街づくりにつながる一歩となりそうです。
神戸市中央区波止場町地先

工事が行われているのは、メリケンパークの南東角。
「神戸海援隊」のモニュメントのすぐ目の前で、ベンチなどもあり、人が海を眺めるために腰かけたりして過ごしているエリアです。

「浚渫(しゅんせつ)船」と呼ばれる船が、太いクレーンの先についた大きなグラブで「海底の土砂」をすくい取る工事を行っているもよう。
以前、新港第1突堤の「防波堤」新設工事でも見かけた船です。
この場所では、今ある短い防波堤から南東方向へ斜めに100m延ばす「防波堤」が計画されていて、対岸の新港町側の防波堤も少し延ばす計画。
今回工事がスタートし、約1年がかりで取り組むことになります。計画の詳細については、以前の記事で図などもご紹介しています。
いったい何のための防波なのか?その答えは、この場所から少し北へ行ったエリアの開発にあります。

新たな防波堤の北側「京橋エリア」では、「船溜まり」を埋め立て、「賑わい施設」を誘致したり「緑地」を整備しようと考えられてます。
今は、高速の高架下にある船溜まりが、先日オープンした「ラスイートルパンビル」の前あたりに来るイメージです。
「船溜まり」がかなり南側へくる分、波の影響を受けやすくなるので「防波堤」が必要になるとのこと。
大規模な埋めて立てとなるので、完成時期や予算などはまだ出ていない状況のようですが、実際に防波堤を作り始めたことで、大きな一歩を踏み出した形です。

3月の「ラスイートルパンビル」、4月の「ジーライオンアリーナ」と立て続けに新施設がオープンし、新港町の再整備が一段落を迎えようとしている中での新たな一歩。
まだまだ、海沿いの景色の変化は続いていきそうですね。
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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