オール兵庫県ロケ! 映画『i ai(アイアイ)』が公開。「神戸」がたくさん登場してる。森山未來・永山瑛太・小泉今日子など

森山未來・永山瑛太・小泉今日子などが出演する映画『i ai(アイアイ)』が、2024年3月8日(金)から全国で順次公開されています。

本作は、すべて兵庫県内で撮影をされており、予告編だけでも「あ!ここ知ってる!」となる「神戸の風景」が数多くでてきます。

気になるストーリーは、こんな感じ。

i ai は“相逢”。もう一度逢う。
同じ時代の雨に打たれているあいあい傘の下、人と人が会って、別れて、また出会う青春映画。
エンドロールが終わった後も共に生きよう。

兵庫の明石。
期待も未来もなく、単調な日々を過ごしていた若者・コウ(富田健太郎)の前に、地元で有名なバンドマン・ヒー兄(森山未來)が現れる。強引なヒー兄のペースに巻き込まれ、ヒー兄の弟・キラ(堀家一希)とバンドを組むことになったコウは、初めてできた仲間、バンドという居場所で人生の輝きを取り戻していった。ヤクザに目をつけられても怯まず、メジャーデビュー目前、彼女のるり姉(さとうほなみ)とも幸せそうだったヒー兄。その矢先、コウにとって憧れで圧倒的存在だったヒー兄との突然の別れが訪れる。
それから数年後、バンドも放棄してサラリーマンになっていたコウの前に、ヒー兄の幻影が現れて……。

詩的なことばと映像美で紡がれる「さよならと永遠」に切実に向き合った⻘春映画です。

キャストはこんな感じ。

地元で伝説のバンドマン「ヒー兄」役:森山未來(1984年8月20日生まれ/兵庫県出身)
5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。主な出演作は、映画『モテキ』、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」、ドラマ「WATER BOYS」など。

ヒー兄に憧れてバンドを始めた「コウ」役:富田健太郎(1995年8月2日生まれ/東京都出身)
『サバイバルファミリー』や『モダンかアナーキー』、ドラマ『来世ではちゃんとします』、舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパー ティー~』など、幅広いジャンルの作品に出演。

本作オーディションで応募総数3,500人の中から主演に抜擢され、話題を集める。

ヒー兄の彼女「るり姉」役:さとうほなみ(1989年8月22日生まれ/東京都出身)
17年より女優活動をスタート。近年の主な出演作品は、映画『窮鼠はチーズの夢を見る』、NETFLIX『彼女』、『花腐し』、ドラマ『あなたがしてくれなくても』など。「ゲスの極み乙女」のドラマー、ほな・いこかとしても活動。

その他、共演メンバーもかなり豪華です。

「久我」役:永山瑛太(1982年12月13日生まれ/東京都出身)
2002年に『青い春』でスクリーンデビュー以降、『ディア・ドクター』や『怪物』、NHK大河ドラマ『西郷どん』 など、数々の映画・ドラマに出演。近年では短編映画で自身初の監督を務めるなど活躍の幅を広げている。

ドラマ「WATER BOYS」では森山未來と、ドラマ『あなたがしてくれなくても』では、さとうほなみとの共演経験も。

「店長」役:小泉今日子(1966年2月4日生まれ/神奈川県出身)
1982年歌手デビューと同時に映画・テレビドラマなどで俳優業も開始。出演作は、映画『風花』や『空中庭園』、ドラマ『最後から二番目の恋』、朝ドラ『あまちゃん』など。2015年には自らが代表を務める「株式会社明後日」を設立し、プロデューサーとして舞台演劇や音楽イベントなどの企画・制作に従事。

その他、堀家一希/吹越満/イワナミユウキ/KIEN/K-BOMB/コムアイ/知久寿焼/大宮イチなども出演しています。


画像:神戸フィルムオフィスFacebookより

メンバーが行きつけのレコード店は「ROCK‘N’ROLL AIDS PRODUCTION」で撮影。元町駅からすぐ近くの場所で、老舗喫茶店「エビアンコーヒー」などがあるあたりですね。


画像:神戸フィルムオフィスFacebookより

コウ(富田健太郎)が住んでいる家は、垂水区・塩屋で撮影。コウが家を出て自転車で坂道を駆け抜けるシーンは、塩屋がもってこい!

坂の街『塩屋』を巡る。細い路地・急坂の先には「人気スイーツ店」も

2023年11月2日


画像:神戸フィルムオフィスFacebookより

ヒー兄(森山未來)が住んでいる家は駒ヶ林で撮影。細い路地や家の前にある物干が、映画の中でも効果的に使われています。


画像:神戸フィルムオフィスFacebookより

お風呂屋のシーンは、外側を長田区「扇港湯」、中は兵庫区「湊山温泉で撮影されました。


画像:神戸フィルムオフィスFacebookより

ヒー兄(森山未來)たちが食事する鉄板焼きは、元町・トア公園近くにある「広東料理処 お好み焼き 千代」で撮影。

実際の映画のシーンを見ると、お店の外で話す様子が「千代」の外観とは違っています。外観シーンは、長田区・西神戸センター街にある「ゆき」というお店で撮影されたみたい。


画像:神戸市商店街連合会 公式サイトより

「ゆき」の営業時の写真と見比べると、暖簾・ちょうちんもそのまま使われている様子がわかります。

外観と内装で別の場所を用いるのは、撮影あるあるなんでしょうね。


画像:神戸フィルムオフィスFacebookより

本作の重要なシーンとして何度も登場するのが、新開地・ミナエンタウン。レトロな街並みと複雑な構造が、この物語の不思議な場面を引き立てています。

普段見慣れた神戸の町中に赤色の集団。偶然遭遇した人たちはきっと驚いたでしょうね。

そのほか「クラブ月世界」や「旧加藤海運本社ビル」「山陽電車」「パルシネマ」なども撮影に使われています。

予告編を見ただけでも、見たことのあるスポットをたくさん見つけることができ、神戸市民にとっては見応えがあります。

本作は、ロックバンド「GEZAN」で中心的な役割を担うマヒトゥ・ザ・ピーポー氏が初監督・脚本を手がけており、予告編からしても奇抜な世界観になっていますね。

ちなみに、本作は実際にGEZANと深い関わりがあった実在する人物がモデルとなっています。

撮影は、ミュージックビデオやCMなどの映像作品を数多く手掛ける写真家の佐内正史氏が担当。

過去作品だと、斉藤和義『歌うたいのバラッド(1997年)』のミュージックビデオや、本田技研工業・大塚製薬・サントリー・富士フイルムなど大手企業のCMなども手掛けています。

プロデューサーは、『百円の恋』『アンダードッグ』、ドラマ『離婚しない男-サレ男と悪嫁の騙し愛-』などの話題作を多く手がける平体雄二氏が担当です。

神戸市内だと「 シネ・リーブル神戸」で2024年3月8日から上映されています。

青春映画を赤色で表現するという斬新な切り口から、どんな世界観のストーリーになっているのか気になりますね。

オール兵庫県ロケということで、作中たびたび知っているスポットが登場すること間違いなし。ついつい「ここあの場所やんな!」と声に出したくなりそうな予感です。

◆関連リンク
映画【i ai(アイアイ)】 – 映画【i ai(アイアイ)】 – 公式サイト
i_ai_movie_2024 – 公式instagram
映画 『 i ai 』( アイアイ) – 公式X

 

この記事を書いた人

このみ

花や夕焼け空を眺める時間が好きです。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。