市立博物館と市立図書館で、『鈴木商店ゆかりの貴重な資料・図書の展示』が行われています。
神戸市中央区京町24
神戸で創業した「鈴木商店」は、世界的に貿易を行った「日本の近現代産業史に残る商社」です。
その社員たちを描いた舞台演劇「彼の男十字路に身を置かんとす」は、2023年4月「神戸ポートオアシス」にて公演。
展示や演劇を通して、鈴木商店が日本の近現代産業史に残した軌跡、その舞台となった神戸の歴史・文化を再発見できるそうです。
「鈴木商店」と「三井・三菱」で天下を三分するという理想を掲げた、「天下三分の宣誓書」として知られる金子直吉書簡などを展示。
船鉄交換契約の締結を記念して駐日アメリカ大使から贈られた船鉄交換契約記念時計なども見ることができます。
【展示期間】
2023年4月1日(土)~5月7日(日)
【開館時間】
4月1日(土)~4月8日(土) | 9:30~17:30 |
4月15日(土)~4月28日(金) | 9:30~17:30 ※金・土は19:30まで |
4月29日(土)~5月7日(日) | 9:00~18:00 ※金・土は19:30まで |
休館日:4月3日(月)/9日(日)~14日(金)/17日(月)/24日(月)
※入館は閉館30分前まで、特別展会場への入場は閉館45分前まで
【会場】
1階 神戸の歴史展示室
【入場料】
無料 ※2階コレクション展、特別展は別料金です。
【展示内容】
・金子直吉書簡(天下三分の宣誓書) (1915)
・船鉄交換契約記念時計 (1918)
・合名会社鈴木商店の法被 (1902~1923)
・金子直吉短冊、鈴木よね短冊 (1937頃)
いずれも太陽鉱工株式会社蔵(神戸市立博物館寄託)
大正13年に鈴木よね氏から寄贈された図書のほか、中央図書館が所蔵する鈴木商店関連図書が展示されます。
また、鈴木商店に関係する当時の新聞記事や地図などで、鈴木商店の足跡の紹介も行われます。
【展示期間】
2023年4月15日(土)~5月7日(日)
【開館時間】
10:00~21:00(平日)/10:00~18:00(日・祝) ※月曜日休館
【会場】
神戸市立三宮図書館 エントランスホール及び館内
【入場料】
無料
【展示内容】
①図書展示
・鈴木よね氏寄贈図書から選りすぐりの数冊
『台湾沖縄糖之市場及糖業政策』など、鈴木商店が手掛けた事業分野に関する本
『Germany in war time』『ロシヤの現実』『印度及印度人』など海外事情を知る本
その他『三井と三菱』『女子教育の革新』等
・鈴木商店関連図書
『幻の総合商社 鈴木商店』『鼠』『遥かな海路』等
②パネル展示(図書館資料等より)
・新聞記事
神戸新聞大正7年8月13日「鈴木商店焼き打ち」ほか神戸又新日報等の関連記事
・地図 『神戸市新図:実地調査』大正9年等
「鈴木商店の歴史に関するパネル展示」と、双日歴史マンガ「総合商社 双日 未来を創造した先駆者たち」(第1巻~4巻)の配布が行われます。
双日株式会社の歴史をまとめた漫画は、なくなり次第終了です。
他にも、「鈴木商店」についての講演会が開催される予定です。詳しくは以前の記事で紹介しています。
この機会に、「鈴木商店」について学んでみるのもいいかもしれませんね。
◆関連リンク
・双日株式会社|Sojitz Corporation – 公式サイト
・神戸市立博物館 – 公式サイト
・三宮図書館 – 神戸市
ありさ
スイーツとハロプロのアイドルが好き。
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