虎ノ門ヒルズビジネスタワー
画像:CIC TOKYO公式サイトより
神戸市と首都圏のパイプ役を担う神戸市の「東京事務所」が、4月より、政治の中心地・永田町付近からビジネス街・虎ノ門に移転するそうです。
東京都港区虎ノ門1-17-1
神戸市は、東京都千代田区にある「都道府県会館」内の兵庫県東京事務所と同じフロアに「東京事務所」を設け、首都圏の関係府省庁との連絡や情報収集を担う拠点として活用しています。
報道によると、神戸市の東京事務所は2025年4月1日より、東京都港区虎ノ門にある「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」内のシェアオフィス『CIC TOKYO』に移転するみたい。
CIC TOKYOは、スタートアップ(新興企業)を支援するアメリカ企業がアジア初の拠点として、2020年夏に開設したシェアオフィスです。
起業家のために作られた「イノベーションの発信基地」だそうで、国内外のスタートアップ、研究機関、自治体を支援する弁護士の事務所など、約290社・団体が入居しているそうです。
CIC TOKYOのシェアオフィス
画像:CIC TOKYO公式サイトより
神戸市の新東京事務所では、従来の業務に加えて、大手やベンチャー起業とのネットワークを活かした起業支援プログラムなど、「神戸」での起業支援を強化していくみたい。
神戸で起業を目指す人を公募してオーディションを実施。起業家と、協業したい企業をつないで事業家までを支援するんだそう。
神戸での転職先を希望する人には、同年代の集まりの紹介や、地元企業とのマッチングも行うそうで、神戸への移住も後押しするそうです。
昨年9月に行われた神戸市の政策会議では、大企業やスタートアップ、投資家らが「東京圏」にどんどん集まっていることから、東京事務所の機能拡充も議題に。
事務所強化により、経済・産業などの分野で影響力が高い起業、大学、神戸出身者らとの接点を増やしたり、人的ネットワークなどの接点を構築して、地元企業との協業やスタートアップへの資金供給などを推進したりする考えのようです。
ビジネス街に移転することで、神戸での起業を考えている人向けの情報発信や接点づくりの機会が増えそうですね。
◆関連リンク
・神戸市が行うスタートアップ支援 Life-Tech KOBE – 神戸市公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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